八食凸前哨戦

言った。
八食凸前哨戦と称して連休初日から下関スタート、自宅ゴールの1,000km余りの行程を、宿泊プランも立てず、ルートも引かず、それどころか何処走ったら着くんだっけ、一ケタ国道走ってればいいんだっけ?程度の認識で、時間制限ありでやろうってのがまあ無茶だった。
ざっくり距離を割って立てたプランニングは、新幹線移動直後から160km東の岩国市街まで走り、残り840kmを3.5日で割るというもの。300kmのBrevetで安定して15.0Hを叩き出せていれば通る無理の範疇なんだろうけど、いまの脚では世迷い言が過ぎた。

ともあれ。ログとしてはStravaのとおり。初日に眼科に行かねばならず、岩国までのアドバンテージを失って250km/日を余儀なくされた状況からスタートしている。
1日目。下関市広島市の190kmで熱中症ダウンにて終了。寝坊したのも大きく響いた。
ノープランで最短経路のR2を選択して進んだ1日目、下関市広島市間に関しては、日曜日という条件も手伝って問題がなかった。
ときおり、軽車輌通行禁止じゃないのか心配になる以外は、路肩も広く舗装も良かった。途中いくつかのトンネルが1,000m超で歩道を通ったほうがラクな箇所もあったけれど。ただ、此処を大型車が通る平日は、万難を排しても避けたい。やっぱり海岸線を走るのがよいのか。ただ海岸線は、宇部港を始め工業地帯が並んでいるし、其処を東西に走るR190が、走り易いとも思いにくい、かなあ。

天気予報を確認して、翌月曜日夕方から雨模様と知って、一気にモチベを失くした。もうちょっと保つかなと思ってたんだけど。天気もモチベも両方とも。
岡山駅で帰ろうかな、が寝る前の心境。岡山駅まで行ったらジャージ洗わんと新幹線乗れないし、広島駅から帰ればいいんじゃねえ?が起きたときの心境。

2日目。広島市東広島市
ルートの選択を大いにミスった。R2を避けて呉市の海岸沿いを行くべきだった。途中で厭になって熊野跡道というK174に逸れたのだけど、R2よりは交通量も少ないが、結局、大型車から逃れられもせず、峠も登らされ、峠を越えてみても、いずれR2に戻るのかと、なけなしのモチベも擦り切れ、東広島駅から輪行で帰宅。

さて。今回のヘタレた旅程における知見は、下記のとおり。

1つめはapidura SaddleBag(DryBag)。これは破損したsuew Reraの代わりに用意していたもので、茂木クラシックでは荷物の容量から使用を見送ったもの。垂れないだけで素晴らしい。
2つめはRapha Brevet Jersey。ウール素材は夏にはクソ暑いんじゃなかろうかと思っていたんだけど、上半身に熱は篭もらず。ランドリーに放り込み、一晩ハンガーに吊るせばすっかり乾く速乾性もよかった。ジップ付ポケットの有用性は言うに及ばず。
3つめはKASK Protone。老朽化著しかったGiro Aeonの代わり。ややネガティブな感想だけど、キャップかぶってると暑い。夏は考えたい。脱ぐと涼しかったので、脱げばいいだけなんだけどさあ。