BRM216千葉200kmドーバー

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 54.8 km +350/-345 m 02/16 08:10 02/16 10:40 2:30 +267/-245 m 02/16 08:06 02/16 11:00 2:54
PC1 → PC2 48.4 km +300/-284 m 02/16 10:55 02/16 13:25 2:30 +210/-176 m 02/16 11:03 02/16 12:55 1:52
PC2 → PC3 58.1 km +263/-268 m 02/16 13:40 02/16 16:40 3:00 +192/-204 m 02/16 13:13 02/16 15:45 2:32
PC3 → Finish 45.4 km +290/-306 m 02/16 16:55 02/16 18:55 2:00 +241/-268 m 02/16 16:00 02/16 18:04 2:04
Start → Finish 206.7 km +1,203/-1,203 m 02/16 08:10 02/16 18:55 10:45 +910/-893 m 02/16 08:06 02/16 18:04 9:58

記録では09:55で認定。なんだか予定より早いのは、下記理由による。

11時間ですって言えなかったんだよベイビー。

2. 装備類

前回200kmをコピペ。まあ季節的にも大差ない状況だもんで。
服装。

  • Rapha ProTeam Training Jacket
  • Rapha Pro Team Winter Tights with pad
  • Craft Zero Extreme Base Layer
  • HIRZL GRIPPP! TOUR THERMO

予報では銚子の気温は4/11℃と暖かめ。ウインドブレーカの重ね着は要らないかと踏んで家を出たものの、袖ヶ浦海浜公園のクソ冷えた海風に吹かれた瞬間に後悔した。せめて身体の温まるまでは着ていてもよかったかなあ。

3. コース・スケジュール

袖ヶ浦海浜公園から銚子の犬吠埼まで行って帰ってくる200kmで、往路・復路はほぼ一緒。
犬吠埼周辺の上り下りは勾配こそあるものの、跨道橋で稼ぐ高低差と大差はない。コースの特徴では、誉田駅やいくつかでクランク型に折れるポイント、五叉路など通過に難しいポイントがあった。市街地の信号峠はないようなもの。九十九里浜は信号もなく走りやすいが、強風が吹くとコース難易度が上がるらしい。今回はほぼ吹かなかった。
スケジュールは単独走のつもりで10:45で引いた。余程の渋滞に巻き込まれなければ達成可能な程度。
留意点とし、東京湾アクアラインは朝夕に渋滞と事故を起こす。渋滞回避のため21:00ごろまでは千葉県側にいるつもりでいた。ソイツは、あくせくクランク回して10.0Hを切っても、いちご狩りを楽しんで13.5Hで戻っても、帰宅時間は変わらないって意味だ。

4. 各区間の所感

4-0. 袖ヶ浦海浜公園

5:00起床で出発して東京湾アクアラインの朝の渋滞に巻き込まれて07:00ごろに袖ヶ浦海浜公園へ到着。出発は第2ウェーブ。
「あ」って気づいてベストが3枚に増えた。ついでに言えばBRM119三浦半島で懲りてトゥーカバーを買ったのだけれど、金曜夜に受け取って袋も開けずクルマに突っ込んだまま現地まで来たもんで、……履く時間もなくて、クルマに置き去りに出走した。もう来冬まで使わないんじゃないかな、コレ。
集合場所でブル様と合流。渋滞回避のため風呂でも入って帰ろうかって話をしつつ、じゃあ今日は一緒に行きましょうってことに。何時間くらいで走るの?って質問に対しては、予定と実績のところに置いたTwitterのリンクのとおり。

喪章を左肩に、袖ヶ浦海浜公園を出発する。

4-1. Start@袖ヶ浦海浜公園 → PC1@セブンイレブン東金武射田店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 54.8 km +350/-345 m 02/16 08:10 02/16 10:40 2:30 +267/-245 m 02/16 08:06 02/16 11:00 2:54

ミスコース2回くらいした。前走ってた6人組が、交通整理の為された十字路で、右折車線に停まり、右折信号で右直かましててげんなりした。感想はそのくらい。
第2ウェーブ出走で、ぼくのミスコースとトイレに寄ったりしたから、PC1手前では後ろのほうにいたと思う。ブル様の提案でPC1前のコンビニでメシを食い、PC1コンビニは最低限の補給に済ませることにした。実績が予定より遅いのはそのため。休憩を抜けばオンスケのはず。

PC1ではラムネだけ買って出発。

4-2. PC1@セブンイレブン東金武射田店 → PC2@セブンイレブン銚子犬吠埼
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC1 → PC2 48.4 km +300/-284 m 02/16 10:55 02/16 13:25 2:30 +210/-176 m 02/16 11:03 02/16 12:55 1:52

九十九里浜沿いに銚子まで。
この区間に限ったことでなく、このBrevetの最後までつきまとった問題なのだけれど、平坦が続くから集団がバラけにくかった。3人以上で連なるのは、交通量のある道路では避けたい。それで誰かのケツにつくのも、誰かにケツにつかれるのも嫌がっていたら、抜いても脚を緩められず、オーバーペースを維持していかなくちゃならなくなった。そら、1.85Hで48.4kmも走るよ(ヽ´ω`)
PC2までにすれ違ったランドヌールは3人ほど。PC2には彼方此方にランドヌールの姿があった。そのときは同日開催の佐原300kmの参加者じゃない?というブル様の意見に、なるほどーなんて返していたんだけど、じっさいには6.0Hで152km地点まで進むひとは少ないから、単に往路の着順が遅いほうだったんだと思う。

往路のペースは10.0Hぴったりというところ。脚は大盤振る舞いしちゃったせいで、復路は遅くなると見込んでいた。

4-3. PC2@セブンイレブン銚子犬吠埼店 → PC3@ファミリーマート東金インター店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC2 → PC3 58.1 km +263/-268 m 02/16 13:40 02/16 16:40 3:00 +192/-204 m 02/16 13:13 02/16 15:45 2:32

復路の銚子ドーバーラインの思い出は、パンクしたクルマがハザード出したままイオンまで走っていったこと。イオンのすぐそばにYellowHatあるのに。きみの行くところ、そっちなのに。

PC3に辿り着いたころには、ちょっとした上りにも対応がキツくなってきてた。マジメに走れば10.0H切れるんじゃねえかという思いよりも、しおかつお松崎で9.85Hを叩き出した去年の自分からの凋落に落ち込んでいた。いやほんと、どうやって10.0H切ったのよ。何したの。

4-4. PC3@ファミリーマート東金インター店 → Finish@袖ヶ浦海浜公園
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC3 → Finish 45.4 km +290/-306 m 02/16 16:55 02/16 18:55 2:00 +241/-268 m 02/16 16:00 02/16 18:04 2:04

17:00を過ぎても空は真っ黒にならず、日が伸びたんだなと思うことしきり。
往路でグネグネと曲がった行程をなぞり返していくのも、そんなに簡単なことじゃない。五叉路を横断するように右折する箇所や、標識以外の目印を頼りに曲がった道は、薄暗がりでは姿を変える。ぼくだけならミスコースは半ダースあったね!
日が傾いたころには、ブル様以外のランドヌールは前にも後ろにもなくなった。気楽でいい。volt1700を点けてヤシの木が並ぶ短い海岸線の先を目指す。

いま見ると、市街地多めの区間なのにグロス22.7km/hで計画していたんだな。強気過ぎる。

5. あとがき

先着10名様のなかには入ったらしい。冬期の身体の鈍さから、10.0H切りするランドヌールはそう多くなかったようだ。現時点リザルト出てないから間違ってたら恥ずかしいけど。
2回目の200km/10.0H切り。コレをコンスタントに出そうと思うとまったく脚力が足りないなと思う。
完走後は、事故渋滞を避けて帰るために銭湯へ。

袖ヶ浦海浜公園周辺はホテル三日月の竜宮城くらいしかないと思い込んでいたから、ここを発見できてよかった。また来よう(仮眠したくなるから時間に余裕がないと厳しいけど)。

BRM119西東京200km三浦半島

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 48.3 km +340/-436 m 01/19 06:00 01/19 08:30 2:30 +264/-371 m 01/19 06:03 01/19 08:22 2:19
PC1 → PhotoCheck 82.1 km +777/-772 m 01/19 08:45 01/19 12:45 4:00 +406/-381 m 01/19 08:38 01/19 13:19 4:41
PhotoCheck → PC2 41.2 km +338/-331 m 01/19 13:00 01/19 15:00 2:00 +243/-233 m 01/19 13:20 01/19 15:18 1:58
PC2 → Finish 30.4 km +247/-154 m 01/19 15:15 01/19 16:45 1:30 +190/-92 m 01/19 15:35 01/19 17:33 1:58
Start → Finish 202.0 km +1,702/-1,693 m 01/19 06:00 01/19 16:45 10:45 +1,103/-1,077 m 01/19 06:03 01/19 17:33 11:30

記録では11:33で認定。2018年開催とはコースも違うので一概には比較できないんだけど、遅くなっててワロタ。
前回より疲労はないんだけども。

2. 装備類

服装。

  • Rapha ProTeam Training Jacket
  • Rapha Pro Team Winter Tights with pad
  • Craft Zero Extreme Base Layer
  • HIRZL GRIPPP! TOUR THERMO

必要なアイテムはフレームバッグとツール缶に分けて収容した。輪行袋はバックポケットに入れているから、スペアチューブやスペアタイヤの携行を諦めたら、この装備で600kmも走れそうな気はする。夜に後悔しそうだけど。
ほか前照灯はvolt1700*2に換装。volt1200が水没したのち、どれを据えるか悩んで悩むのを放棄した結果。volt1700の横に何を並べるのか悩むより買うほうが早かった。volt1700が点かなかったときに代役を務められるのは、まあ、volt1700なわけで。

3. コース・スケジュール

AJ西東京さんから引用。
2018開催の同Brevetからちょこちょことコースが変わってる。PC2がPhotoCheckに変わり、Finishへ戻る区間相模原市の中央を経由しなくなった。
このコースは序盤から終盤まで広く分布する信号峠と渋滞が、ほぼすべての難所だ。やりにくいのは対策が取れないってことだけ。信号峠は攻略もあるのかもしれないけれど、渋滞はどうにもならない。車列左からすり抜けていくのはあまりやりたくないし。
スケジュールは10分で決めた。過去実績値を見ず信号峠と渋滞だけ念頭に置いてインスタントに決めた愚は、まあ、実績値に表れてる。
スケジュールを決めちゃいるけども守る気のなさは、今年も継続していく。

4. 各区間の所感

4-0. 根岸からさわ公園

この発着点は、個人的には初めて。道路を挟んでミニストップがあるのは助かる。
スタッフの皆さんと色んなひとたちに、年初の挨拶と昨年の諏訪湖600kmでのDNF顛末のやり取りを報告したりしつつ。2018年は富士300kmも富士大回り400kmも走れずじまいだったから、今年は走りたい。
ブリーフィング時は氷点下3℃。Pixel3の指紋認証センサをグローブでこするくらい、グローブは脱ぎたくなかった。

4-1. Start@根岸からさわ公園 → PC1@セブンイレブン川崎キングスカイフロント店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 48.3 km +340/-436 m 01/19 06:00 01/19 08:30 2:30 +264/-371 m 01/19 06:03 01/19 08:22 2:19

根岸からさわ公園を出て尾根幹へ。スタートを待ってくれたブル様と一緒に進むものの、肉王様の背が見えたあたりで、いつもの展開に。肉王様にあとをすべて委ねて、しれっとブル様から千切れる。尾根幹に入る前に千切れたから、なかなかに根性がなかった。
尾根幹を終点まで走ったあとは、川崎街道を東進。朝日を正面に進むから信号も路面の凹凸も見落としやすかった。ぼくが東に進むんだから、太陽は西から昇って東に沈んでくれてよかったのに。
蛇足だがシューズカバーはしてない。日が昇って気温が上がり始めたころに、爪先から感覚が失せていたことに気づいたくらいには冷えていた。風通しのよさが冷やしているのは確かだから、ガムテでも貼るか。

PC1で朝食を、と思ったものの、工場地帯のコンビニだもんでおにぎりの棚は空っぽ。辛うじて残っていたサンドイッチをかじって、次の長丁場に向かう。

4-2. PC1@セブンイレブン川崎キングスカイフロント店 → PhotoCheck@うらりマルシェ
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC1 → PhotoCheck 82.1 km +777/-772 m 01/19 08:45 01/19 12:45 4:00 +406/-381 m 01/19 08:38 01/19 13:19 4:41

川崎→横浜→横須賀区間は信号と渋滞が続く。2時間経過時に8kmの負債を抱え、結局それを取り返せなかった。というか諦めた。都市型Brevetは鬼門。
2018年はこの区間でバテて、その割にはグロス20.0km/hを維持できていたのだけれど、2019年は維持を放棄した。根性の後退っぷりには目を見張るものがあるが、走ってるときには気づいてなかった。なんだったら、今年はバテていないから、いっそ優秀だなうはは、とか思ってた。莫迦もいるもんだなあ。

浦賀の渡船には12:00ぴったりに到着。悠長にコーンスープで塩分補給していたら、昼休み前の最終便が対岸に向けて出航してた。まあ2018年に乗ったしいいさと湾を回るあいだにコンビニを見つけて昼飯を摂取。PhotoCheckに指定のうらりマルシェで昼飯食えばいいのに、Brevet中の観光にはまったく興味のないのは今年も変わらない。 撮ってすぐに走り出す。

4-3. PhotoCheck@うらりマルシェ → PC2@ローソン・スリーエフ大庭大橋南店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PhotoCheck → PC2 41.2 km +338/-331 m 01/19 13:00 01/19 15:00 2:00 +243/-233 m 01/19 13:20 01/19 15:18 1:58

逗子のあたりから江ノ島を過ぎるまでの海岸線沿いは渋滞に巻き込まれたものの、信号の少なさと脚を余らせていた御蔭で、辛うじてオンスケ進行。

ニャンコ先生とお話したり。先生はGIANTのMRシリーズで参戦していて、色々見せてもらった。通勤用にこのサイズのミニベロ欲しいなあと思いつつ。

4-4. PC2@ローソン・スリーエフ大庭大橋南店 → Finish@今野製作所
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC2 → Finish 30.4 km +247/-154 m 01/19 15:15 01/19 16:45 1:30 +190/-92 m 01/19 15:35 01/19 17:33 1:58

大誤算。夕方だから空いているとは思ってなかったものの、ひどい渋滞にアタマからケツまで漬かり続けた。行程の25%は停まってた。ぼくはEdge810のオートストップを入れていないから、まんじりとも動かなかった時間だぞこれ。

認定後はぼちぼち会話しつつ。名前も知らなくても、楽しく会話できるっていい関係だなあと。

5. あとがき

信号と渋滞が待ち構え続ける区間に苦手意識しかないのは、普段走るときだって避けるくらいなんだけど、ただ、攻略を放棄するのは上手くないなと思う。 気が進まないから山の中でできる練習でもしようかな……。

2018 Brevet

2018年のまとめ。

1. 予定と実績

エントリーしたやつ 結果 距離 累計↑/↓(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 経過(実)
BRM120西東京200km三浦半島 完走 204.6km +1,567/-1,568 m 10:30 +914/-903 m 10:56
BRM317千葉200km(2レイク) 完走 200.4km +1,140/-1,141 m 11:00 +449/-468 m 11:24
BRM324西東京200kmしおかつお松崎 完走 200.8km +4,264/-4,263 m 12:00 +2,513/-2,491 m 09:54
BRM414西東京300km富士 DNS - - - - -
BRM421たまがわ400km奥久慈 完走 403.0km +4,447/-4,444 m 23:00 +3,322/-3,299 m 23:39
BRM512たまがわ400km海野宿 完走 401.6km +4,029/-4,031 m 23:15 +3,092/-3,058 m 22:40
BRM602西東京600km諏訪湖 DNF 601.1km +7,812/-7,812 m 34:30 -
BRM616千葉600km(もてぎ時計回り) DNS - - - -
BRM901上越600km新潟くるり 完走 604.8km +7,720/-7,718 m 37:45 +3,764/-3,599 m 36:45
BRM1027東京600kmぐるっと安曇野 DNS - - - - -

SR要件をギリギリ満たすカンジで2018年もシーズン終了。

2. 言い訳と所感

SRと1000kmへのエントリーを目標にしていた気もするけれど、どちらも未達。
2017年までから少しだけ心掛けたことは、新コースに挑んでみようというところで、完走した範囲ではBRM317以外すべてが新コース。現住居に引っ越して3年が過ぎ、エントリーするBrevetも固まり始めてしまっていたから、実績のない場所へ走っていくのは楽しかった。
今年のBrevet中のトピックは、以下のとおり。

  • BRM602西東京600km諏訪湖で交通事故に遭い初のDNF
  • mont-bell GORE-TEXレインジャケットが運用5年目にして水没にてR.I.P.
  • volt1200が運用5年目にして水没にてR.I.P.
  • ORB BarEndが1シーズン保たず脱落と水没にてR.I.P.

……ロクでもねえ。
交通事故の件は、安易に厳罰を望むのもアレだが安易に赦すのもアレだなと思ったし、相手と関わりたくない一心でこちらが能動的に動くのも、思い返すと腹立たしいわけで、加害者にやらせりゃよかったと思う(向こうのタイミングで連絡が入ることさえ嫌だった)。
装備品はいくつかが運用5年目を迎えて死んでった。
GORE-TEXレインジャケットは防寒具としての余生が待っている。買い直したら捨てるか悩むところだけど。volt1200は名残惜しいが(このライトの御蔭でSRを取り続けられたと言って過言でない)、水没状況の分析として解剖されることになっている。
一方、初年にして脱落と水没で死んだORB BarEndに関しては、振動でハンドルとカチカチぶつかりたいへんうっさい製品で、後方へのアピールにはいいのかもしれないけど、うん、もう買わないかな……。
来年はPBPイヤーで、諸事情につき不参加の見込みなんだけれど、SR維持は引き続き、SR600と4ケタBrevetにも出たいなあ。

BRM901上越600km新潟くるり(オダックス近畿)

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 94.3 km +1,579/-1,468 m 09/01 05:00 09/01 10:30 5:30 +771/-549 m 09/01 05:02 09/01 09:25 4:23
PC1 → PC2 51.9 km +1,206/-956 m 09/01 10:45 09/01 13:30 2:45 +652/-292 m 09/01 09:39 09/01 12:28 2:49
PC2 → PC3 79.1 km +1,106/-1,284 m 09/01 13:45 09/01 18:00 4:15 +461/-695 m 09/01 12:57 09/01 16:23 3:26
PC3 → PC4 62.6 km +1,282/-1,266 m 09/01 18:15 09/01 22:00 3:45 +528/-526 m 09/01 17:00 09/01 20:03 3:03
PC4 → PC5 29.6 km +184/-256 m 09/01 22:15 09/01 23:45 1:30 +122/-202 m 09/01 20:30 09/01 22:04 1:34
PC5 → CHK 29.7 km +258/-185 m 09/02 00:00 09/02 03:30 3:30 +201/-128 m 09/02 02:14 09/02 03:45 1:31
CHK → PC6 97.2 km +1,012/-1,218 m 09/02 03:45 09/02 09:15 5:30 +516/-709 m 09/02 04:01 09/02 08:49 4:48
PC6 → PC7 56.7 km +217/-216 m 09/02 09:30 09/02 12:30 3:00 +69/-57 m 09/02 09:18 09/02 12:00 2:42
PC7 → PC8 53.6 km +328/-329 m 09/02 12:45 09/02 15:30 2:45 +148/-146 m 09/02 12:22 09/02 14:58 2:36
PC8 → Finish 50.8 km +548/-540 m 09/02 15:45 09/02 18:45 2:45 +296/-295 m 09/02 15:25 09/02 17:45 2:20
Start → Finish 604.8 km +7,720/-7,718 m 09/01 05:00 09/02 18:45 37:45 +3,764/-3,599 m 09/01 05:00 09/02 17:45 36:45

当初計画から前倒しに推移して36.75Hで完走。仮眠も2.0H→4.0Hへ延ばしているから、都合3.0Hの圧縮が利いていたことになる。
なお実績の累計上昇値は、たぶん、精度が低い。もうちょっとあるんじゃないかなー……。

2. 装備類

服装。

  • Rapha Brevet ShortSleeve Jersey
  • RedWhite The BIB(Stealth)
  • UnderArmour HeatGear Compression
  • POC Raceday Aero Glove Short Finger Glove
  • mont-bell Cycle Touring Shorts
  • PearlIzumi コールドブラック レッグカバー

バイク収容。

  • Apidura EXPEDITION SADDLE PACK(9L)
  • Apidura BACKCOUNTRY COMPACT FRAME PACK(3L)

mont-bellサイクルツーリングショーツは雨具(下)。晩夏なので丈が短く少なくとも撥水性能を持っていることが要件で、ストームニッカがEOS迎えるとかで候補外になり、消極的に選択した。結果だけ言えば強雨にもケツを濡らさず晴天時にも邪魔にならず、大活躍だった。
POC Raceday...はHIRZL GRIPPP!SFから浮気。HIRZLは縫製が雑なことに加え、2.0になってからハナ拭くところが布地1枚になって耐久性が落ちたことが買い替えの理由。手首まで覆うやつが欲しくて買って、まったくアンコがなくて2日目は苦労した。
PearlIzumiののレッグカバーは今回初でなく、ぼちぼち使っていたりする。これも結果だけ言えば、シリコンバンドがかぶれた。
ほか、volt1700導入により前照灯はvolt1700,1200の2灯重量級体制。サドルはFabric lineを使用。

3. コース・スケジュール

オダックス近畿さんの新コース600kmで、Start/FinishがJR上越妙高駅と遠いため前泊・後泊を計画する大遠征。
コースは前半に山岳区間が続き、貯金を作りづらいが、折り返しとなるJR山形駅(PC5 320km地点)までに、貯金をどれだけ作れるかが攻略のキモ。PC5→CHK→PC6は時間に自由度が高いから、仮眠は、このあいだで取ると借金に追われる行程になりにくい、かな?
さて。全体では37.75Hを計画値とした。仮眠は2.0Hで、場所はJR山形駅そばのホテルか、道の駅いいでで野宿。CHK→PC6間には、道の駅いいでの先にも米坂線の駅舎や道の駅白い森おぐになど、泊まれそうなポイントは他にもある。ただぼくの眠気は23:00と28:00にピークを迎えるから、JR山形駅でホテル泊が現実的な解だが、ひとまず、山形駅周辺のホテルを調べるに留め、予約はしなかった。
当日の天気は、1日目の朝から昼過ぎまでは雨予報。最大10mm/hの予報値には、わりとしょげていた。ただ雨上がりから2日目の夕方までは天気も保ちそうで、走れなくはない。個人的に出発から雨はDNSなのだけれど、それでSRを逃すのも詰まらんし、みっともないという思いもある。くわえて年休も調整済。
まあ、JR上越妙高駅へ向かう途中にmont-bellストアへ立ち寄り、雨具(下)を買ったくらい、間際まで覚悟は決まらなかったのだけど。
あと大事なこととして。過去に、このコース、1mも走ったことない。

前日はこんなカンジ。300kmもクルマで移動とか、あんまりやりたくない……。

4. 各区間の所感

4-0. JR山形駅東口

JR山形駅東口にあるアパホテルに部屋を取っていたので、3:30起床でシャワー浴びて準備して、ブリーフィング中に集合場所へ到着。この時点で本降り一歩手前で、雨具(上下)を装着済。長袖で防寒具を兼ねさせている雨具(上)を着ているが、汗ばんだりはなく、気温は走り易いものだった。
ブリーフィング後、車検を済ませて、volt1700をローモードで点け出発する。そうか、5:00で夜は明けない季節になったんだなと、そんなことを思っていた。

4-1. Start@JR上越妙高駅東口 → PC1@セブンイレブン魚沼広神下田店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 94.3 km +1,579/-1,468 m 09/01 05:00 09/01 10:30 5:30 +771/-549 m 09/01 05:02 09/01 09:25 4:23

上越市十日町市南魚沼市の順に、低標高の山岳を東西に跨ぎ越していく長丁場の区間。計画値は、グロス20.0km/hから1.0H盛った5.5Hとした。めっちゃ盛った。
累計上昇/下降値は、RwG(予定値)もGarmin(実績値)のどちらも正しくない。理由とか諸々省いて言えば、+1,000mくらいと思っておいてよさげ。
走り始めて、雨具に守られない部位はすぐに雨に濡れた。気温は20℃ほどで濡れても寒くはないが、久しぶりの雨中走行に、不安は少なくない。路面状況は読み難くなるし、速度だって抑え気味になる。コースの走行実績はないから進捗予想の確度は低くなるし、いま、トラブルに見舞われたら即DNFになる。なんせ貯金がない。
ざっくり一言では、わくわくする。
1時間が経つころには雨脚は強くなって、天気予報は正確に推移してくれていた。予報は6時と8時に強雨。撥水性能に守られているケツは濡れていない。一方で、耐用を過ぎたGORE-TEXの雨具(上)は浸水の気配あり。これは仕方ないかなと思う。もう5年モノだもの。
1時間目の進捗は21.6kmだった。これは、雨で速度は抑えられても、信号の少なさが支えてくれたものだ。幸先は悪くない。
区間の真ん中あたり、北越急行ほくほく線まつだい駅周辺に、コンビニがある。94.3kmの長丁場で補給を取るならこのへんだと思うけれど(10kmちょっと先に十日町市市街地があるけど)、フレームバッグに詰めた補給食が残っているのでパス。このころには5.5Hで引いたスケジュールは盛り過ぎだったと気づいていて、4.3kmを圧縮した4.5Hに収まりそうな感触があった。Garminの数値を疑っていなかったからではあるものの、区間も行程の半分を過ぎて累計上昇値は予想値の1/3に届かない程度だった。
薬師トンネルを抜けるときばかりは、ケツがむずむずと怯えた。後ろから引っ叩かれるのは二度とゴメンだ。
十日町市市街でR253からR252へ。ふたたび山岳を東西に跨いでいく。十日町市→PC1までは、谷に沿って進むから、上越市十日町市ほど強引なアップダウンはない。
PC1直前で、volt1200が点灯しっぱなしになっていることに気づいた。点けたっけ?とボタンを長押ししてみるが、消えない。ポチポチ押しても同様で、消えないのでなくコントロールを受け付けないのだと結論。volt1200は水没したのだ。
そのそばでひっそりと、バーエンドライトは片方が脱落し、残る一個も水没していた。……あるぇー……。

PC1には4.4Hで到着。胃がカラになっていたのは自覚していたが、PC2までは50km程度、昼メシに時間を割くことにして、フレームバッグ内の消費を補って進む。

4-2. PC1@セブンイレブン魚沼広神下田店 → PC2@Yショップ只見松屋
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC1 → PC2 51.9 km +1,206/-956 m 09/01 10:45 09/01 13:30 2:45 +652/-292 m 09/01 09:39 09/01 12:28 2:49

累計上昇/下降値の予実差は、トンネル誤差。そしてこの区間も、Garminの実績値は正しくない。ログは後掲するとして、六十里越峠の手前は標高700mちょっとのはずだが、ログは350mちょっとになっていて、峠を越せば650mまで値が変わっていたり、んー。
PC1→PC2のキューシートは1行しかない。R252を終始なぞって、六十里越峠で福島県へ入るだけ。この区間と続くPC3までのR252には、スノーシェッドが多数ある。尾灯はオートリフレックスに任せたが、前照灯を逐一操作するのは煩わしい。仮に点けっぱなしにするとして、スノーシェッドは、会津盆地に落ちるまでの100kmで続く。平坦よろしく5.0Hで突破しても、volt1x00系の長いランタイムでさえ脅威だ。予備バッテリーが欲しい。
水没してアンコントローラブルになったvolt1200の灯りを頼りに、只見町へ進む。スノーシェッドは暗い。差し込む昼間の明かりが、明暗差を際立たせて尚更に蔭を濃くする。volt1200でいくら照らしたって拭えない暗さ、路面に穴が空いていても気づけないなと、祈る気持ちで走っていく。
六十里越峠をトンネルで越える。山に囲まれた田子倉湖を対向車線越しに見下ろしては、つくづく、晴れていないことを悔やむ。湖面が冴えていたら壮観だろうに。
雨が止んだ。雨具(上)のジッパーを下げてみれば濡れて重くなったジャージが見えた。防水性能は喪失されていた。……更改かなあ。
PC2には計画より少し遅れた。計画値どおりに推移していたらもっと遅れていたわけで、見込みの甘さが目立つ。

PC2は寒かった。たしか16℃ほど。 雨具(上)を脱いでジャージ共々乾かしにかかる。店外でカレー食ってるときに、Yショップの2Fでマトンケバブが食べられることを知る。しまったな。
食べ終えて、雨具(上)を着直す。PC3までは降るさ。

4-3. PC2@Yショップ只見松屋店 → PC3@セブンイレブン喜多方桐桜高校前店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC2 → PC3 79.1 km +1,106/-1,284 m 09/01 13:45 09/01 18:00 4:15 +461/-695 m 09/01 12:57 09/01 16:23 3:26

只見川沿いにゆっくり下っていく。R252→R49へ乗り継いで、只見町から喜多方市への区間。迂闊にもこの区間の盛りは少なめ。予定値は4ケタなのにね。
引き続き、この区間も累計上昇の実績値は誤差がひどい。実績値は大きく下振れしていると思う。ただ1,000mは上っていないかな。
区間を含め、R252はもう一度、晴れた日に走りたい。只見川は随所にダムが設けられているからか、山間部にしては川幅が広くて、見ていて飽きない。川岸に接するように人家があったのは、それは他人事ながら大丈夫なのかしらと思ったけど。
R252終端でR49へ乗り継ぐ。喜多方市街へ近づくにつれ老麺会の暖簾が気になる。まったく余裕のない進行のつもりでいたから、めぼしいラーメン屋も調べてこなかった。色々食べて回れるようになりたいなあ。
さて。PC3到着時間が予想できたところで、仮眠について考えていく。いまは当初計画から+1.5H前倒し。残りは大峠を含む90km。仮に6.0Hかかってしまったとしても、22:30にPC5へ着く。仮眠時間は最小3.5Hに膨らんだ。敢えて仮眠を2.0Hにする理由もない。
PC3着。

雨具(上)をやっと脱げる。気温は22℃ほど。防寒具は不要な気温だが、夏日にも届かない一日だった。
Garminの充電に少し時間を取った。雨が上がったから、これで落ち着いて充電もできるというもの。前照灯のマウントを替えたために、アウトフロントマウントをハンドル手前に取り付ける運用は止めていて、いまはPC毎に充電をしている。充電コネクタやケーブルを蹴飛ばして壊すことはなくなったが、PCでの作業に少し負担が増えた。

4-4. PC3@セブンイレブン喜多方桐桜高校前店 → PC4@ファミリーマート赤湯温泉店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC3 → PC4 62.6 km +1,282/-1,266 m 09/01 18:15 09/01 22:00 3:45 +528/-526 m 09/01 17:00 09/01 20:03 3:03

R121の大峠トンネルを越える1日目最後の山岳区間。このあたりからGarminの実績値は信用に足る精度かな。
夕暮れ時。尾灯を2灯点けて、R121へ。テンションが途切れて出力が上がらず、峠を越えるまでは進捗も20.0km/hを割り込んだ。糖分はラムネで摂り続けていたはずだけれど、一時的なガス欠に陥ったんだと思う。
大峠トンネルは延長3,940m。日中ダムを過ぎて取り掛かる虹のトンネルは7つ合わせて3,000m。区間の15%ほどがトンネルとは珍しい。ちなみに虹のトンネルには、それぞれ、東側に広い歩道があるが、大峠トンネルにはない。スノーシェッドとトンネルは飽きるほど通ってきたから、いい加減に恐れも擦り切れそうなもんだけど、やはり背後からエンジン音が迫ると身が竦む。尾灯2つとヘルメット尾灯、おにぎりリフレクタを垂らしているから、見えると思っちゃいるけれど、「見えると思っていた」で、ケツを引っ叩かれているわけだし。
クソ長い大峠トンネルを越えて、山形県へ。気温は16℃に落ち込んでいて、ウインドブレーカを着込む。
長い下り。米沢市に入ったと思えば、すぐに南陽市へ。PC4が赤湯温泉だから、修善寺の温泉街のような場所を想像していたのだけれど、普通の街並だった。ビジネスホテルくらいあってよさそうな。もしここにあれば、仮眠ポイントをここにしたんだけどなあ。

PC4で主催のかたにお会いする。32.0Hペースですねーと言われ、ああ確かにと、初めて気づく。眠らずペースを維持できれば、そのくらいで600km走り切れるのだろう。4.0H寝るけど。
CHK→PC6への行程で少しヒントをもらう。アップダウンあるものと思い込んでいたが、新宇津トンネルまで駆け上がればあとは下り基調らしい。ちょっと安心。
ただ、PC6以降の日本海沿いの風向きはノーチェックだった/(^o^)\
JR山形駅周辺のホテルに電話。自転車持ち込み含め話し、22:00チェックインで予約を取った。

4-5. PC4@ファミリーマート赤湯温泉店 → PC5@ファミリーマート山形駅東口店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC4 → PC5 29.6 km +184/-256 m 09/01 22:15 09/01 23:45 1:30 +122/-202 m 09/01 20:30 09/01 22:04 1:34

南陽市から山形駅へ向かう、ごく短い区間。PC4を出てすぐに上り、ゆっくり下っていくから、PC5→CHKは嫌な区間になりそう。
夜空より暗い稜線、東は蔵王上山市を過ぎて山形市市街へ。お祭りをやっていたとかで、駅周辺は賑やか。PC5はJR山形駅東口ロータリーのすぐそばで、人通りも多く、カギをかけたって停めるには難しい立地だった。必ず複数人で交替で行くべきな、そんな立地。
ただ、ご厚意で宮城のほうからひとが駆けつけてきてくださっていて、コンビニ中の自転車をお願いする(その節は本当にありがとうございました……)。
チェックを終えて、お礼を言って、そのままホテルへ。
ホテルに自転車を預け、チェックインして、26:00にチェックアウトすることを伝え、部屋へ。
ランドリーの所在は聞いていたけど、時計を見直して、ランドリーでの洗濯は諦める。ボディーソープをジャージからビブからキャップまでまぶし、泡立てて洗う。ニオイと取り敢えずの衛生だけ確保できればいい。少しでも睡眠時間を増やしたい。2.0H以上眠れないのなら、ホテル泊は野宿に劣る。ここから48km先の道の駅いいでに寝転がったほうが、マシなのだ。
風呂から上がり、テイルズシリーズのタイトルみたいなカツ丼を食って、ベッドへ。目覚ましは25:50。3.0H眠れる。もし25:00前に起きて、出られそうなら再出発を早めたっていい。
ではおやすみなさい( ˘ω˘)

4-6. PC5@ファミリーマート山形駅東口店 → CHK@ファミリーマート赤湯温泉店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC5 → CHK 29.7 km +258/-185 m 09/02 00:00 09/02 03:30 3:30 +201/-128 m 09/02 02:14 09/02 03:45 1:31

0:43に起きてトイレへ。誰だよ出られそうなら再出発を早めようとか言ったやつマジファックとぼそぼそ罵りつつクソを垂れ、ふたたびベッドへ。何が再出発だ、俺は寝るぞくそったれ。
目覚ましが鳴る。25:50。むくりと起きて乾き切るわけもなかったジャージを着て、身支度を整えてフロントへ。自転車を出してもらい、ホテルの外へ出てみれば、4時間前と変わらない賑やかさのまま。夏休み最終の土日だよな、とは、いまさらに思い至る。夜更かしくらいするか。
ホテルのかたに、こんな時間からまた走り出すなんてたいへんですね、と応援いただく。そうだと思います。ぼくも、朝まで寝てたいんですよ。
アンコントローラブルのvolt1200は、何故かまだ点いていた。ランタイムどうなってるのさ。
JR山形駅から、来た道を戻っていく。折り返しのあるBrevetだと、往路のランドヌールと何人かはすれ違うくらいの順位で走っているのだけれど、結局誰ともすれ違わずに南陽市へ戻っていく。借金背負って眠るなら通過CHKを過ぎてから仮眠ポイントを探すだろうし、ひょっとしていま、最下位なんだろうか。
しかし3.0Hきっちり眠ったあとは、運動機能のガタ落ちする時間帯でも走れていい。眠気もだいたいないし。今後、600はそうしようかなあ。

通過CHKに到着。PC5から作り直した貯金は0.5H。当初予定からは0.25Hの遅延。コーラとバナナを補給して、すぐに出発する。

4-7. CHK@ファミリーマート赤湯温泉店 → PC6@セブンイレブン新発田カルチャーセンター前店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
CHK → PC6 97.2 km +1,012/-1,218 m 09/02 03:45 09/02 09:15 5:30 +516/-709 m 09/02 04:01 09/02 08:49 4:48

最後の山岳区間にして、最大の長丁場。当初計画値は、なんだか随分強気だな。
計画時には、道の駅いいでを09/02 05:00ごろに通過するつもりだった。事前調査が足りていなかったのが原因だが、眠気に襲われる、身体の動きがとにかく鈍い時間帯に、補給や仮眠ポイントのない区間を走りたくなかった。どんなに眠くたって、路肩で寝転がるわけにはいかない。通報されてしまう。
通過CHKには3人、走り始めてから2人のランドヌールを見かける。やはりこの周辺で仮眠が多数派なのか。まあ、そうだよね。通過CHK前に仮眠したって時間の制約は変わらないけれど、少しでも進んでから休みたい、起きてからは少しでも短く終わりたいという気持ちは、たいへんよく分かる。これまでは自分も、起きてから少しでも短く終わらせる選択を摘んでいたし。
道の駅いいでに立ち寄る。バイクラックはあり、簡易寝台になりそうなベンチも屋根の下に見つけられた。もしPC5に21:00ごろ着いていたのなら、ここで仮眠がよさそうだ。
道の駅を離れて0.5Hもほど進んだとき、不意に眠気に襲われる。ベッドであれだけ眠っても足りないと。足りないか。米坂線小国駅の手前のコンビニで、0.25Hの仮眠を取る。眠る前にカフェインを摂り、以降の仮眠はしないつもりで。うん、ヘルメットピローは落ち着くなあ。
起きて走り出す。PC4で教えてもらったとおり、新宇津トンネルを過ぎれば下り基調で、身体を温めるのも、進捗を稼ぎ心的負担を減らすのも、どちらも上手く叶えることができた。
県境。ふたたび新潟へ戻ってくる。この区間を終えれば、残る160kmは平坦続きの消化試合。風向きは確認も諦めた。向かい風だって走らねばならんのだ。
道の駅関川を越えて、R290へ。南へ向かっていく。夜が明けて、太陽光に身体も起きていく。晴れ間も覗いて、気温は上がりそうだ。

PC6着。 朝メシとしてサンドイッチを摘み、牛乳とヤクルト、カフェオレを補給。胃が少し食べ物を受け付けなくなり始めていたのは、ヤクルトが上手く効いてくれるといいなあ。
ウインドブレーカを脱ぐ。雨予報は、変わっていなければ、上越市に戻るころに少し降られるくらいのはずだ。

4-8. PC6@セブンイレブン新発田カルチャーセンター前店 → PC7@セブンイレブン燕八王寺店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC6 → PC7 56.7 km +217/-216 m 09/02 09:30 09/02 12:30 3:00 +69/-57 m 09/02 09:18 09/02 12:00 2:42

平坦(1)。
この晴れ間は昨日の朝欲しかったなあと思うも、暑さによる心肺の疲労が少なく済んだのは雨の御蔭であるわけで、なかなかに複雑な心境だった。
田圃の真ん中を真っ直ぐ引かれたR460を、南へ。交通量は増えていったが信号は少なく、ほとんど停まらなかったから、2.5Hくらいに縮められてもよさそうな区間だった。
PC7着。残るは2区間で100km。

日差しがキツく、PC7では製氷もも太郎なるアイスを食う。Wikipediaさんによれば新潟県内で展開している製品のようで、しまったな、もう1本くらい食っておいてよかったと思うくらいには、美味かった。
排熱向上のため、キャップを脱ぐ。

4-9. PC7@セブンイレブン燕八王寺店 → PC8@セブンイレブン柏崎西港町店
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC7 → PC8 53.6 km +328/-329 m 09/02 12:45 09/02 15:30 2:45 +148/-146 m 09/02 12:22 09/02 14:58 2:36

平坦(2)。
缶ポカリうめええ。

この区間のうち1時間ほど、脚が回らなかった。どうにか25.0km/hには戻したいと思っていても、ギア1枚が重い。追い風なのに。PC1までに洗い落とされたオイルが残っていたら、悩まずカタのついた問題だよな、と、オイルの携行をしない自分を悔やむ。醤油差し、買っておこう。
柏崎が近づいて、日本海が見える。潮の香りがするほど近づかないが、旅の終わりは感じる。残す50kmを終えたら、何をしよう?
PC8手前で黒のプリウスに乗ったアホから煽られる。助手席からこちらに手を伸ばしていたけど、衆人環視でそういうことすると捕まりますよ。 残すは50kmとなれば、いまさら固形物を食っても脚の足しにはならない。コーラ飲んでアイスかじって、ランドヌールと会話して出発。
平坦飽きた、とは、みんな抱く感想なんだな。かと言って、PC1までのような区間を、500kmも過ぎてからやり直したいわけじゃないんだけど。

4-10. PC8@セブンイレブン柏崎西港町店 → Finish@フルサット(JR上越妙高駅西口)
区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC8 → Finish 50.8 km +548/-540 m 09/02 15:45 09/02 18:45 2:45 +296/-295 m 09/02 15:25 09/02 17:45 2:20

平坦(3)。
柏崎→柿崎間は、海岸付近まで山が迫り出してるためにアップダウンがある。大型車も走るしトンネルもあるし、少し怖い。
途中、R8を跨いで右折する箇所があったんだけどミスコース。引き返してK30へ。キューシート上はR8を走り続けてもよいとあるから、引き返す必要はなかったが、気づかず。

K30に従って田圃道へ戻る。目指すJR上越妙高駅の上空は曇り空で、薄いもやが地面まで落ちているように見えたから、雨が降ってるんだろう。
残り15km。対向車のボディが濡れている。サドルバッグにしまった雨具(上)を取り出すタイミングを伺っているうちに、本降りに飛び込んだ。雨宿りする選択肢は浮かばず、淡々と雨具(上)を着て、キャップをかぶって、再スタート。途中、雨宿りするランドヌールを2人見掛け、会釈だけして走っていく。
雨は局地的で、すぐに止んだ。だが晴れ間が覗くでもなかったから、雨具(上)もキャップもそのまま。
んで。 JR上越妙高駅西口のフルサットには、36.75Hで帰還。日の落ち切ってしまう前に戻れた。色々あったが2018年もSR獲れた。
完走受付を済ませて、クルマへ戻りながら、帰路を思案する。ホテルに部屋を取ってフルサットで飲み食いして、寝て、翌日のんびり飯テロしながら帰るのが最高のプランなのは分かっちゃいるが、七福の湯(25:00閉店)で仮眠を取り、夜中に下道で帰ることにした。これが20:00以降の帰還であれば、仮眠も不十分だから諦めもつくのだけど(眠気堪えて330kmも移動できない)、遠征費用を安く上げたい気持ちが大勝利した。なんせ往路移動だけで13,000円ほどかかってるし……。
浮かせた遠征費は、再来週の八戸凸2018で使うのである。 帰路も帰路で、諏訪方面に行くつもりが千曲で道を間違えて、ガスで視界不良の碓氷バイパスを降りるハメになり、高崎→自宅間の信号の少ない道を知らないものだから、結局富岡で高速に乗って帰る体たらくではあったのだけれど。 明け方にはどうにか家に着いたのでした。

5. あとがき

今回のよかった点、およびラッキーだった点。

  • 仮眠時間を計画より長く取れた。3.0Hをベッドの上で眠れると、回復量は違うね。
  • ケツダメージは少なく済んだ。今回はFabric Lineを使ったけれど、ポジション出ていればScoopのほうが良さそう。ケツにかかる圧力は広く分散させたい。
  • 心肺ダメージは少なく済んだ。1日目は雨に打たれたが気温は低く、御蔭で、横隔膜が疲労して息の吸えないことにはならなかった。
  • 雨具(下)は終始履きっぱなしだったが、邪魔にならず、ケツも濡らさず快適だった。ありがとうmont-bell。酷使するよ。
  • オイル切れ以外に、機材トラブルがなかった。パンクに備えて3本チューブ持っていってたけど、使うことにならずよかった。
  • スノーシェッドの明暗差に対応できず、祈りながらダウンヒルキメてたけど、溝にハマったりせず死ななかった。よかった。

今回のダメだった点、およびアンラッキーだった点。

  • volt1200水没。R.I.P。CATEYEに修理依頼かけてみてダメならvolt1700買い足し。
  • ORBバーエンド片方が脱落、もう片方は水没。1シーズン保たなかったかー。買い直そう。
  • mont-bell GORE-TEX サイクルレインジャケットの防水性能を喪失。次シーズンに向けて更改PJ発足。
  • 600kmにはオイルを携行しよう。

総じて上手く回ったし、上手く転がってもくれたから、これ以上を目指すには走り込みが足らない。走ろう。35.0Hをコンスタントに切れるようになりたい。
次回は10月。

BRM602西東京600km諏訪湖

1. 予定と実績

Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
Start → 通過CHK 39.8 km +225/-322 m 06/02 05:00 06/02 07:00 2:00 06/02 04:59 06/02 06:53 1:54
通過CHK → PC1 104.8 km +1793/-1772 m 06/02 07:15 06/02 12:45 5:30 06/02 07:06 06/02 12:03 4:57
PC1 → PC2 43.1 km +252/-248 m 06/02 13:00 06/02 15:00 2:00 06/02 12:30 06/02 14:24 1:54
PC2 → PC3 74.9 km +1020/-643 m 06/02 15:15 06/02 19:15 4:00 06/02 15:01 - -
PC3 → PC4 65.9 km +836/-480 m 06/02 19:30 06/02 23:00 3:30 - - -
PC4 → PC5 62.2 km +587/-1030 m 06/02 23:15 06/03 04:15 5:00 - - -
PC5 → PC6 69.3 km +600/-856 m 06/03 04:30 06/03 08:00 3:30 - - -
PC6 → PC7 59.5 km +1535/-811 m 06/03 08:15 06/03 12:15 4:00 - - -
PC7 → Finish 81.6 km +964/-1650 m 06/03 12:30 06/03 16:30 4:00 - - -
Start → Finish 601.1 km +7,812/-7,812 m 06/02 05:00 06/03 16:30 34:30 06/02 05:00 - DNF

PC2を出てすぐの馬坂トンネルで交通事故のためDNF。

2. 装備類

服装。

  • Rapha Brevet ShortSleeve Jersey
  • RedWhite The BIB
  • UnderArmour HeatGear Compression
  • HIRZL GRIPPP! SF

バイク収容。

  • ORTLIEB SaddleBag(L)
  • Apidura Road Frame bag small

気温条件は最高気温は夏日ちょっと過ぎだが、最低気温が15~20℃に上がっていたため、心置きなく半袖ジャージに。キャップは家に置き去り。グローブはSFへ。ただし標高の上がる諏訪湖と不意の雨天に備えて雨具を携行。それ以外の収容は400kmと同じ。
ほか、致命的というか重大なこととして、サドルをfabric Scoop Shallow Eliteに替えていた。前回400kmで行程を半分もいかないうちにケツの痛みに集中を奪われたための施策だが、調整が十分でなかった。

3. コース・スケジュール

AJ西東京の600km。自分の参加した2015,2016年とは、大きく3点でルートが変わっている。1つは石和温泉を経由しなくなったこと、もう1つは朝霧高原へはK71からR139に変わったこと、最後の1つは富士五湖の北を周り山中湖へ向かうことだ。
スケジュールは諸々積み上げて34.5H。うち、仮眠2.0Hを含む。実績値からは3.0Hを短縮しなくちゃならないから、強気を過ぎて無謀な予定と言える。もし3.0Hを縮めるのなら、気をハヤらずマネジメントに徹することが前提条件で、その上で伊豆、R20、朝霧高原の行程を大幅に詰めてやる必要がある。
目標にどれだけ近づけるかが、今回の600kmのキモになっていた。

4. 各区間の所感

4-0. 淡嶋神社公園

ブ リ ー フ ィ ン グ に は ち ゃ ん と 出 よ う な 。

4-1. Start@淡嶋神社公園 → 通過CHK@セブンイレブン鎌倉七里ガ浜店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
Start → 通過CHK 39.8 km +225/-322 m 06/02 05:00 06/02 07:00 2:00 06/02 04:59 06/02 06:53 1:54

まずはAJ西東京御馴染みの町田→江ノ島ルート。通過CHKは片瀬江ノ島駅前のR134沿いの広場でなく、少し東のセブンイレブンに変わった。平坦だが序盤に市街地を抜けるから、短い行程も相俟ってコントロールの余地が少ない(個人的には苦手な部類)。
前回は団子になって進むのを嫌ったブル様と一緒に(☝ ՞ਊ ՞)☝して脚を使った思い出がある。そのツケを冷川峠で支払った思い出もある。 今回は最後尾からのスタートで信号にも嫌われ、中盤まではランドヌールのケツを追えず。本当に余談では、ニャンコ先生はすぐにケツが見えなくなった。

ひとまずオンスケ。次の区間が100km超と長いから、補給は少し多めに。塩分も摂りつつ。
ひとつ問題が起きていて、ケツの痛みはまったくなかったが、会陰部の圧迫が排尿痛になって現れていた。サドルの調整不足は、どこかでトラブルになると思っていたけれど、これは予想よりも早過ぎた。

4-2. 通過CHK@セブンイレブン鎌倉七里ガ浜店 → PC1@ローソン伊豆熊坂店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
通過CHK → PC1 104.8 km +1793/-1772 m 06/02 07:15 06/02 12:45 5:30 06/02 07:06 06/02 12:03 4:57

これもAJ西東京御馴染みの江ノ島修善寺ルート。江ノ島から東伊豆の伊東市までは海岸線沿いに進み、冷川トンネルをくぐって修善寺へ向かう。伊豆の海岸線を走るからアップダウンはあるわけだけれど、トンネルも多いために、RwGでは獲得標高の精度はかなり悪い。実態は、獲得標高799mと半分未満だった。
区間行程100km超となれば、当初は何処かで休憩を挟むつもりでいた。フレームバッグで食料の補給は間に合う想定だが、水が足らなくなるのは明白だったし、集中力も取り戻したい。あとは会陰部の開放も適宜行わなければ、ちょっとヤバい。最後のはサドル上でちょこちょこ動いて騙し騙しやるにしても。
江ノ島から小田原までは、交通量の多い片側二車線を西へ走っていく。追い越していくクルマの風が上手く速度を乗せてくれるし、防風林の御蔭で横風も気にせずいられる区間でもある。
小田原でR1を離れれば、楽しい伊豆路R135をただ南下していく。序盤なら東伊豆のアップダウンも大した障害にならない。ただ東向きの海岸線を午前に走るわけだから、当然、太陽から逃れ得ず、踏めば排熱に余力を喰われる。前2回の実績からは、伊豆半島で負った心肺ダメージは、日の落ち始めるころから夜半ごろまで引き摺るから、今回は斜度を増せば即インナーに落とし、踏まないことを意識しながら進めた。頑張らないって素晴らしい。
R135を離れてすぐ、ボトルが空になったのでコンビニへ。ガリガリ君を投入。残り25kmの地点、オンスケでPC1へ着く見込みも立っていたから、補給ものんびりとしたもの。
冷川トンネルへ続く、中伊豆BP入り口の交差点を過ぎる。日もすっかり上って暑さに堪える時間帯、頑張らずに登る坂は楽しい。海岸線を踏ん張り過ぎて脚を使い果たしたのは、たしか、1回目のときだったなあとか。

東伊豆アップダウン対策に積んだ0.5Hを使わずに突破。脚も残すよう調整した御蔭で、想定より上手く戦えている感触があった。要所で消費を許す考えかたより、常に抑制に努める考えかたでいるほうが、上手く進むのかもしれない。計画値を積極的に守らないスタイルも、まあ、他人に指摘されたこと、あるし。
であれば、当初計画からの貯金0.75Hも切り崩し、回復に充てるほうがただしい。

4-3. PC1@ローソン伊豆熊坂店 → PC2@ミニストップ富士川木島店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC1 → PC2 43.1 km +252/-248 m 06/02 13:00 06/02 15:00 2:00 06/02 12:30 06/02 14:24 1:54

伊豆を抜けて田子の浦を海岸沿いに西進、身延線へ向かう区間グロス20.0km/hは守れるが、はっきり不得意と言える区間で、具体的には沼津→田子の浦の平坦に苦手意識がある。単調な平坦という点では江ノ島→小田原間のほうが長いし、信号も少ないしで走り易いはずなんだけどなー。あんまり走りたいと思えないんだよなあ。
その苦手な区間、会陰部の圧迫を誤魔化すためケツをもぞもぞさせていたので、いつもよりはテンションも落ちずに走れた。前半を牽いてもらい後半を牽いたあたりも、集中の維持に一役買ったのだと思う。ログを見返せば30.0km/h維持で走り続けていて、上手くやれたんだなと感心する反面、それでも予定より0.1Hしか稼げていないあたり、苦手意識が募るばかりだ。

PC2は190km地点で、所要時間は9.4Hの好ペース(200km/10.0Hほどなので)。心肺の疲れは見えてきているが、声がかすれなかったし、脚は残して走っているから、会陰部の圧迫以外は順調そのものだった(2回目の排尿がやっぱり痛かった)。

4-4. PC2@ミニストップ富士川木島店 → PC3@セブンイレブン韮崎旭町店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC2 → PC3 74.9 km +1020/-643 m 06/02 15:15 06/02 19:15 4:00 06/02 15:01 - -

御馴染みのルート。諏訪湖に近づいていくから登り基調とはいえ、トンネルや洞門も少なくないから、RwGとは乖離の大きい区間だ。そしてPC3まで脚を抑制しオンスケを維持できればいよいよ日暮れ、リソースを上手く引き継いで夜を迎えられる。リソースたっぷり残して夜に突入とか初体験で、わくわくするんですけ

( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

馬坂トンネルで、ぼくの右ケツが、クルマのサイドミラーにひっぱたかれた。さいわいバイクに接触はなく落車を避けられた御蔭で、ぼくのケツをひっぱたいたミラーが脱落して、トンネルのどこかへきらきら飛んでいくさまも見ることができた。
いやあ本当、落車で後続車輌に迷惑をかけることなく済んだのは、ラッキーだった。

ともあれ交通事故に遭ってしまった。チャリで被害者になったのは初めてのことだ。いや加害者もないんだけど。
まずは警察を呼ぶ。事故証明と現場検証をしなくちゃならない。
次にDNFの連絡をする。事故扱いにするなら、病院にかかって記録を取るまで、帰宅以外の用途で走ってはいけない。
DNFは、Brevetを始めて最初の年の400kmで車検時にライトが点かなかった以来、1mでも走り出してからは初めてのことだ。諦めるべきときも、諦めたいときもあった。とくに後者は多かったが、自分から諦めたことのないことは、こころの棘で、支えだった。だってDNFの仕方が分からない、は、その選択を押し止めるのに十分な理由だ。
遂に土がついたな、とため息をついた。これがクセにならなきゃいいだけで、でもその方法を考えなくちゃならなくなったのは、きわめて不愉快だった。
一方、不愉快でなかったのは、ぼくのケツをひっぱたいたクルマは逃げず、馬坂トンネル先で停まったことだった。逃げる素振りを見せたら追い掛けるつもりでいた。ちなみに現場のK10は渋滞中だ。

で。

ぼくのケツをひっぱたいたのは、高齢者ドライバーだった。以下、警察到着までの問答。

Q1. 身体は大丈夫か。
A1. 病院に行くまで正式な回答を拒否する。
Q2. 自転車は壊れていないか。
A2. 回答を拒否する。
Q3. 何故警察を呼ぶのか。
A3. 交通事故には警察へ届け出る義務があるためだ。
Q4. ケガも自転車への損傷もないようだからなかったことにしないか(2回)。
A4. ここから立ち去ることを許可しないが、止めもしない。

問答の途中、おそらく誰かが連絡してくれたのであろう、PC2で送り出してくれたAJ西東京スタッフのお二人がやってきてくれた。
相手方からお二人に責めるような口ぶりはなかったが、お二人には相手方への説明や気を遣っていただいてしまった。ぼくがこの事故でもっとも後悔したことは、この御二方に頭を下げさせてしまったことだ。
ぼくのDNF受付をお願いし、以降の処理に問題ないことを伝え、お二人にはBrevetへ戻っていただいた。
その後、警察が来た。人身事故として扱うため現場検証を望むことを伝え、交通課に連絡してもらった。さらに交通課が到着し、現場検証を行い、やっぱりなかったことにしないかとご提案を頂戴し(警察がぼくの代わりに回答してくれた)、諸々あってその場を立ち去ったのは、事故発生から1.5Hほど経ったあとだった。
馬坂トンネルの歩道をとぼとぼ歩き、PC2へ戻った。制限時間まで1時間を残していたけれど、もう誰もいなかった。

5. あとがき

交通事故に関する責任は0:10でぼくにないのだが、ぼくが解決すべき問題は下記のとおり。

  • 長いまたは暗いトンネルは歩道へ行くよう、ブリーフィングで説明されていたが、出走間際の受付のため聞いていなかった。
  • 馬坂トンネルでは、ハンドルバーの後方ライト(Cateye ORB)を点灯させていなかった。

まったく油断を否定できなかった。次から注意します……。
なお翌日に病院へ行き、軽傷のため診断書不要とした。また物損事故扱いとした。診察費3,800円は保険の見舞金でまかなえたし、賠償請求の手続きを相手方に説明する工数は、この診察費ではどうしたって不足するからだ。
相手方にはこちらから請求しないこと、だがこちらにも修理費を請求しないことを申し付けた(サイドミラーが半分もげていたので、物損に関しては向こうのほうが余程費用がかかる)。
こちらから電話をかけて説明したのだが、反省点としては、人身でなく物損事故で扱うと告げた途端に、相手の態度が豹変したことだ。「お互い様」と「そちらも注意して」をやたら強調し繰り返してきたのにはうんざりしたし、図に乗らせない話しかたをすべきだった。仏心はよくない。本当に、よくない。

次回はもてぎクラシック時計回り。サドルの調整をせねばならぬ。

BRM512たまがわ400km海野宿

1. 予定と実績

Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
Start → PC1 44.4 km +359/-208 m 05/12 07:00 05/12 09:15 2:15 05/12 07:15 05/12 09:27 2:12
PC1 → PC2 45.1 km +492/-580 m 05/12 09:30 05/12 11:45 2:15 05/12 09:41 05/12 11:45 2:04
PC2 → PC3 54.7 km +477/-230 m 05/12 12:00 05/12 14:45 2:45 05/12 11:58 05/12 14:22 2:24
PC3 → PC4 56.7 km +943/-787 m 05/12 15:00 05/12 18:30 3:30 05/12 14:45 05/12 17:47 3:02
PC4 → 通過CHK 71.3 km +864/-1179 m 05/12 18:45 05/12 23:00 4:15 05/12 18:27 05/12 22:06 3:39
通過CHK → PC5 39.0 km +160/-247 m 05/12 23:15 05/13 01:15 2:00 05/12 23:08 05/13 00:53 1:45
PC5 → PC6 47.5 km +539/-462 m 05/13 01:30 05/13 04:00 2:30 05/13 01:15 05/13 03:43 2:28
PC6 → Finish 42.9 km +195/-338 m 05/13 04:15 05/13 06:15 2:00 05/13 04:02 05/13 05:58 1:56
Start → Finish 401.6 km +4,029/-4,031 m 05/12 07:00 05/13 06:15 23:15 05/12 07:20 05/13 06:00 22:40

仮眠0.5Hを含む22.6Hで認定完走。ケツの痛みと熱中症に苦しんだ400kmだった。

2. 装備類

服装。

  • Rapha ProTeam Training LongSleeve Jersey
  • RedWhite The BIB
  • UnderArmour HeatGear Compression
  • HIRZL GRIPPP! FF

バイク収容。

  • ORTLIEB SaddleBag(L)
  • Apidura Road Frame bag small

気温条件は、最高気温は25℃に届き、最低気温は10℃そこそこの気温差は15℃。降水確率も雨を心配するほどではない。前回BRM421とほぼ同条件で、昼間の暑さか夜間の寒さかのどちらを堪え、どちらに備えるか。もう5月の半ばだし半袖でいいんじゃないかなとは最後まで悩みつつ(二子玉川周辺にクルマを駐めてからも悩んだ)、結局、寒さを嫌って長袖に決めた。
収容は前回から変更なし。エマージェンシー・ブランケット、輪行袋、スペアタイヤ1本、スペアチューブ2本、CO2ボンベ3本、ハンドポンプ、工具類を、サドルバッグとフレームバッグに分けて詰めている。

3. コース・スケジュール

AJたまがわの初コースで、二子玉川 - 海野宿間を往復する400km。
目立った峠は碓氷峠と入山峠の2つ。コース全体では総獲得標高が3,092m(実績値)で、2つの峠による上昇値が支配的なレイアウト。そのほかで留意すべきはStart→PC1の市街地で、峠同様に(下りで取り返せない分、ただの負債だが)時間を積み増すことにする。一方で、同経路を逆に走るPC6→Finishは早朝に走るから、交通量は低めに見積もり、時間は積み増さないこととした。
コースのもうひとつの特徴に、PC,通過CHKの数が多いことが挙げられる。休憩機会が増えれば時間も減らしにくいが、これは諦めた。停まらないわけにはいかないし。
天候は予報で雨の心配はなし。最高/最低気温差15℃の幅は注意に値するが、BRM421と同様の対策で致命傷にならないことは確認済み。夜半過ぎに仮眠を取るようなスケジューリングを取らなければ、凍えるようなことはない。
基数は20.0km/hで据え置き、諸々積んでいき計画値は23:15に収まった。ただし6月に控える600kmの準備には、計画値より早く戻る必要があり、22時間台で戻る動きは取るつもりでいた。ほか、仮眠に関してBRM421は1.5Hを要したが、これも減らすつもりで。
計画作成後、AJたまがわ 試走レポートを答え合わせに利用させてもらった。ルートの分岐注意や峠の攻略、道中の所感は参考になった。グルメポイントには寄らないのが常だが、今後、余裕があれば寄る計画を立ててみたいと思う。

4. 各区間の所感

4-0. 兵庫島公園

もうちょっと早く着こうと思う(7:00出走なのに6:50に3km離れた駐車場を出た)。

出走は7:20のウエーブ2。

4-1. Start@兵庫島公園 → PC1@ファミリーマート海田岩蔵街道店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
Start → PC1 44.4 km +359/-208 m 05/12 07:00 05/12 09:15 2:15 05/12 07:15 05/12 09:27 2:12

AJたまがわ御馴染みのルート。兵庫島公園から多摩川沿いに西進し青梅を目指す。定峰200で同ルートの実績があるが3年前と古く(実績2:35)、加齢を差し置いてもいまのほうが幾分速いため、2:15の計画値とした。
細く交通量のある土手沿いの道、新滝川街道の信号峠と苦手なイメージが先行したのも、時間の積み増しに抵抗がない理由のひとつ。
PC1までの区間はランドヌールも団子になり易い。気づけば6人ほどの集団の先頭を努め続けていた。誰か替わってくれたっていいが、ペースを完全にコントロールできるメリットは高い。最初の1時間も進捗は上々、区間の短さは行程短縮に難しい。オンスケで調整。
気温は暑め。長袖は既に鬱陶しかったことも、ペースを抑えるに一役買っていた。

兵庫島公園にはギリギリ到着とはいえ、朝飯から4.0Hほど経っているのでおにぎり2個を補給。PC1まで真後ろにいた(と思う)某君様は、ぼくがコンビニを出るころには姿を消していて、コンビニストップの短さに驚いた。5分経ってねえ。

4-2. PC1@ファミリーマート海田岩蔵街道店 → PC2@ファミリーマートヤマキ花園店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC1 → PC2 45.1 km +492/-580 m 05/12 09:30 05/12 11:45 2:15 05/12 09:41 05/12 11:45 2:04

ここからは一人旅。大まかには八高線をなぞって北上していく区間で、トンネルはなく、引いたルートの高低差をそのままクリアしていくことになる。高崎方面への自走(またはクルマ)に使えるため、ルート自体も覚えてしまいたい。
PC2には少しだけ貯金を増やして到着。この時点で0.3Hを当初計画から前倒している。
PC2まで進めて明らかになったのは、長袖はやっぱり止めとけってことだけだった。暑いわ。

4-3. PC2@ファミリーマートヤマキ花園店 → PC3@セブンイレブン安中松井田バイパス店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC2 → PC3 54.7 km +477/-230 m 05/12 12:00 05/12 14:45 2:45 05/12 11:58 05/12 14:22 2:24

平野部を眺めていた区間も終わり。碓氷峠に向かい狭まっていく谷に、暑さ堪えて走っていく。正直にはグロッキーもいいところで、ペースもダダ下がり。アタマから熱が離れず、ジッパーを下げて放熱に努めても、心肺もヘタって深呼吸も苦しくなっていた。
補給はミスっていなかったようでガス欠は起こさなかったものの、進捗を落とさないことだけで精一杯だった。

PC3に着いてガリガリ君をかじりながら、アタマに篭もった熱対策としてキャップを脱ぐことに。エアロヘルメットは替えようがないし、キャップ脱ぐ以外にはなんもできんのだけど。

4-4. PC3@セブンイレブン安中松井田バイパス店 → PC4@セブンイレブン上田大屋店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC3 → PC4 56.7 km +943/-787 m 05/12 15:00 05/12 18:30 3:30 05/12 14:45 05/12 17:47 3:02

キャップを脱いだアタマが涼しくて意識がはっきりしてくる。もっと早く脱ぎゃあよかった。いや、夏用のヘルメットを用意しときゃあよかった。
PC3を出て旧道とバイパスの分岐を過ぎれば碓氷峠へ登り始める。碓氷峠に登ったことはないが、2016年Flecheで深夜に下ったことがある。そのときに、勾配は穏やかで長いタイプの峠ということ、路肩に枝や砂利が溜まっていたこと、深夜の眼鏡橋には星空撮影のカメラさんが真っ暗闇に潜んでいて、マジで悲鳴を上げる寸前だったことを覚えている。
碓氷峠の途中でシークレットを越え、藤の咲いていることを教えてもらう。撮ってる余裕はなかったけれど、彼方此方に藤の花は見掛けることができた。
めがね橋。

頂上。終盤に向かうにつれて、やや勾配はキツくなりつつあったものの、オンスケ進行以上に急ぐ気はなく、体力消耗は抑えられた。 碓氷峠からは下り基調。軽井沢って避暑地だったなと思う光景もちらほら横切り、海野宿へ。古い宿場ということしか知識を仕入れず来ているので、此処は仮眠には使えんな、としか感想がなく。
そしてPC4に。碓氷峠にビクついて積んだ0.5Hは、ほぼ不要の進捗になった。 さてここから折り返し。上がった気温の落ち切る前に、入山峠を下ってしまいたい。気温の下がったころにキャップはかぶり直すこととして、早めの夕飯を摂って、通過CHKへ。

4-5. PC4@セブンイレブン上田大屋店 → 通過CHK@セブンイレブン富田七日市店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC4 → 通過CHK 71.3 km +864/-1179 m 05/12 18:45 05/12 23:00 4:15 05/12 18:27 05/12 22:06 3:39

日暮れの海野宿は写真に収め……いや、どうかな。なんだろう、あんまり興味湧かないな……。まあ、宿場町と聞いて、ここを目的地に旅程を組めたら面白いなとか、宿場町巡りで企んでみてもいいなとか期待していたのがいかんのだけど。

軽井沢に戻るころには日も落ちていた。気温も落ちてきた。入山峠から下りるタイミングでウインドブレーカを着ようと決めて、長く続く緩い登りへ。試走レポートのとおり、復路の入山峠へは、焦れる行程だった。なんせ長くて単調なのだ。
入山峠まで上ってウインドブレーカを羽織り、ダウンヒルへ。舗装状況も知らず、また夜間とあって速度は抑えめに下りたものの、できれば旧道のほうがいいかなと思う。旧道はコーナーが多いから速度出ないしね。一方でバイパスは快適そのもので、ウインドブレーカでエアブレーキ利いてるはずなのに60km/hまで上がっていくし、こええよう。 通過CHKには当初予定から0.9H早く到着。少し眠気があって、BRM421反省点から、気温が低くなり過ぎる前に仮眠を取ることに決める。眠るのは貯金を使い果たす程度でいいやと、コンビニ横の暗い場所に移動して、ヘルメットを枕に目覚ましかけて( ˘ω˘)スヤァ

4-6. 通過CHK@セブンイレブン富田七日市店 → PC5@ファミリーマートヤマキ花園店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
通過CHK → PC5 39.0 km +160/-247 m 05/12 23:15 05/13 01:15 2:00 05/12 23:08 05/13 00:53 1:45

低気温にかじかむことなく、目覚ましで起床。少し身体をほぐして再出発。 入山峠まで終えてしまったので、ここからは消化試合。仮眠後で脚の回りもよく、ケツの痛みもあまり気にせず走れた。このケツの痛みはサドルかパッドか悩みつつ走っていた記憶がある。redwhiteは1シーズンしか保たないのかなーとか、そんなん。

カフェイン投入。

4-7. PC5@ファミリーマートヤマキ花園店 → PC6@セブンイレブン青梅日立前店
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC5 → PC6 47.5 km +539/-462 m 05/13 01:30 05/13 04:00 2:30 05/13 01:15 05/13 03:43 2:28

PC5出発前のひとこと。

もうひとこと。 キャップの恩恵は無視できないけど、エアロヘルメットとの組み合わせは相性が悪いのは事実。ただバイザーと汗止めの役割は捨てがたい。風抜けのよいヘルメットを用意するほうが有望かなと思うくらいには。
ルートに関しては、また引き合いに出すのもアレだけれど、2016年Flecheで走ったことのある箇所が多い。こなれた道と言える(幅員はあるため、自転車以外にも、クルマで高崎へ行くときなどにも使っている)。
ただ地味な高低差に心肺がついていかず、前区間の好調子も何処へやら、オンスケでPC6へ。 そしてまたカフェイン投入。

4-8. PC6@セブンイレブン青梅日立前店 → Finish@癒しふれあい館
Section Distance Ascent/Descent Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC6 → Finish 42.9 km +195/-338 m 05/13 04:15 05/13 06:15 2:00 05/13 04:02 05/13 05:58 1:56

往路のなぞり返しなので感慨もなく。アホなヴェルファイアに幅寄せされたくらい。その前を走るミニに追いつこうと雑なクルマの使いかたをしていた。そういうクルマではないと思うんだけどね。
あと、最後の癒しふれあい館には多摩川沿いから回って近づくので、……ちょっと迷った。

予定より0.6Hほど早く完走。各区間を満足いく走りができたでなく、況してやPCストップが短かったわけでもない。仮眠を短く済ませられた結果と言える。出走前の睡眠大事。

5. あとがき

キャップが軽度の熱中症を引き起こしていたことに、もう少し早く気づきたかった。碓氷峠へ向かう行程に小さくない悪影響を及ぼしていたし(長袖を着ている上半身よりぼうっと暑かった)、脱いでからもしばらくは尾を引いた。
加えて夜間の冷え込みを恐れて長袖を選んだことも、排熱を悪くしたし、ミスだ。昼夜の気温差にウインドブレーカだけで備えるのなら、差に合わせられるウインドブレーカを用意するのがただしい選択だ。薄いウインドブレーカしか持っていないからと、昼間、暑さを我慢して耐えることは消極的な備えだった。
後半、ケツの痛みに耐えていたせいで、楽しくなかった。サドルは5年以上使用で、元々ロング向きでない製品を選んでいる(当時はBrevetに出るつもりだってなかった)。ためしにfabric scoopを買ってみよう。redwhiteのパッドがヘタった可能性も疑っていい。ケツの割れ目が透けて見えるとも聞いたし、1シーズンとは短命にも程があるが、もう1着持っていても悪くない。

BRM421たまがわ400km奥久慈

1. 予定と実績

Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
Start → PC1 72.8 km +369/-373 m 04/21 07:00 04/21 11:00 4:00 04/21 07:18 04/21 10:20 3:02
PC1 → PC2 45.4 km +441/-440 m 04/21 11:15 04/21 13:15 2:00 04/21 10:42 04/21 12:32 1:50
PC2 → PC3 68.2 km +842/-816 m 04/21 13:30 04/21 17:00 3:30 04/21 12:51 04/21 16:29 3:38
PC3 → 通過CHK 46.0 km +1058/-922 m 04/21 17:15 04/21 20:15 3:00 04/21 17:35 04/21 20:41 3:06
通過CHK → PC4 74.1 km +738/-854 m 04/21 20:30 04/22 00:00 3:30 04/21 21:07 04/22 01:18 4:11
PC4 → PC5 54.8 km +748/-767 m 04/22 00:15 04/22 03:15 3:00 04/22 01:35 04/22 04:39 3:04
PC5 → Finish 41.7 km +251/-272 m 04/22 03:30 04/22 06:00 2:30 04/22 05:04 04/22 06:58 1:54
Start → Finish 403.0 km +4,447/-4,444 m 04/21 07:00 04/22 06:00 23:00 04/21 07:20 04/22 06:59 23:39

仮眠1.5Hを含む23.6Hで認定完走。22.0Hが遠いなあ。

2. 装備類

服装。

  • Rapha ProTeam Training LongSleeve Jersey
  • RedWhite The BIB
  • UnderArmour HeatGear Compression
  • HIRZL GRIPPP! FF

バイク収容。

  • ORTLIEB SaddleBag(L)
  • Apidura Road Frame bag small

その他。

1週間前天気予報からウォッチしていて、降水確率は無視できる程度、寒暖差は予報値では15℃以上が事前情報。昼間を過ごす平野部は4月に珍しい夏日で、夜間を過ごす山間部は10℃を下回る。寒さは着込めば耐えられる。夏日は半袖ジャージで快適に過ごせる。だが荷物が増え、服装が複雑化することは、もっと望まない。結局、ビブショーツに長袖ジャージという折衷案を採った。
収容は去年から変わらず。ツールボトルのジッパーが前夜に破損してダメになったため、各種ツールはサドルバッグへ移したのが変更点か。
ほか、Cateye ORB BARENDを装備。サイクルモードで見掛けて気になっていた製品で、バーエンドライト自体は自転車の横幅を伝えるいい仕組みと見ていたことと、値段も手頃と相俟って、これも前夜に買って取り付けて即400kmへ投入した。

3. コース・スケジュール

茨城県をすっかり2回縦断して船橋市に戻ってくるコース。獲得標高は実績値で3,322mと少ないが、そのほとんどが茨城 - 福島県境周辺に偏っていて、個人的には苦手な構成。山岳区間の負債を続く区間で短期返済させられる展開は、上手くない。
スケジュールは23.0Hで引いた。基数20.0km/hで検討は変わらないが、県境周辺の山岳区間船橋市の信号峠にはいくらか加算した。PCおよび通過CHKでの休息は0.25Hのみとし、大休止と仮眠は省いた。仮眠に関しては2,3日前くらいから睡眠時間に気を遣っていれば凌ぎ切れると考えていて、実際に睡眠時間には気を遣っていたのだけれど、過去全BRM最速の9.5H後に寝ていたのだから、まあ、皮算用は皮算用に過ぎなかった。
ほか、Epic Ride Weatherで風向きを調べてみたりもした。風向風速を地図表示してくれるアプリで、予報値、過去値ともに指定可能というところがツボい。

4. 各区間の所感

4-0. 船橋港親水公園

5:00発でブリーフィング中に現地着。船橋港親水公園周辺でパーキングを探し回っていなければ、もう少し早く着いたはずなんだけど。
出走は第2ウェーブで7:20。

4-1. Start@船橋港親水公園 → PC1@セブンイレブン茨城東西代店
Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
Start → PC1 72.8 km +369/-373 m 04/21 07:00 04/21 11:00 4:00 04/21 07:18 04/21 10:20 3:02

平坦。ただし船橋からしばらくは市街地を走るから、不安を0.5H盛って4.0Hの計画。計画を裏切るようだが実態は3.5Hで見込んでいて、進行は急がず。
実績値は計画値より1.0H早い3.0Hに。要因は2つ。1つは終始吹き続けた追い風。もう1つは想定より短く緩く終わった信号峠区間
船橋市街は、朝方とあって渋滞にほとんど巻き込まれずに済んだ。最初の1時間の進捗を気にするのはいつものとおりで、グロス20.0km/hを目指すのだけれど、これもとくに焦らず達成できていた。 気温は早々に長袖の不快な暑さに。暑さ対策は夏用インナーのみだったから、ジッパーを下げるくらいしか排熱の術がない。
PC1に着いておにぎりと味噌汁をIN。続いて↓。

4-2. PC1@セブンイレブン茨城東西代店 → PC2@ミニストップ茨城町海老沢店
Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC1 → PC2 45.4 km +441/-440 m 04/21 11:15 04/21 13:15 2:00 04/21 10:42 04/21 12:32 1:50

区間は大まか走ったことのあるコースで、とくに感慨もなく。5.4kmを見なかったことにする計画値も、追い風に救われて達成。
気温は夏日を超えていた。暑熱順化できていない身体が、徐々に深呼吸できなくなっていく。

4-3. PC2@ミニストップ茨城町海老沢店 → PC3@セイコーマート高萩手綱店
Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC2 → PC3 68.2 km +842/-816 m 04/21 13:30 04/21 17:00 3:30 04/21 12:51 04/21 16:29 3:38

高鈴山の西側を抜ける、最初の山岳区間。40kmほどの平坦ののち、R349を離れて市道へ。片側一車線の走り易い道で、……10%前後の登りが続く。
山を越えて下る途中、熱中症の初期症状と眠気に耐えかねて、路肩の神社の石段で15分仮眠。起きて走り出すも状態は良くなりきらず、PC1までに稼いだ貯金すべてを仮眠に充てることに決める。続く山岳区間の補給のなさはブリーフィングで言われていたとおりだし、オンスケに戻るだけなのだと思えば、気楽なものだった。

どうせ仮眠するなら晩飯も食ってしまおう、と、食っておく。アラームをオンスケに合わせて、日蔭で横になった。

4-4. PC3@セイコーマート高萩手綱店 → 通過CHK@ファミリーマートタカシン矢祭店
Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC3 → 通過CHK 46.0 km +1058/-922 m 04/21 17:15 04/21 20:15 3:00 04/21 17:35 04/21 20:41 3:06

仮眠から目覚めて走り出す。これから越えるK111の山岳は西側、残照もほとんど見えず。気温の落ちかたは想像よりも早く、強度の上げられない状況下では、長袖で丁度いいくらいだった。
山岳に差し掛かり、林道に入ってからは、前を走るランドヌールに追いついて同行をお願いする。この林道は圏外で有事には対応が致命的になるためで、あとはまあ、街灯もない人家もない登りは長い、で寂しかったのもある。幅員は軽がすれ違えない程度で、舗装のよいのがせめての救い。
登り終えたころには標高が上がっているのも手伝って、福島との県境では外気温は10℃ほどまで落ちていた。ウインドブレーカを羽織って、福島県側に降りていく。茨城県側より舗装がよく、人家も多かったりする。まあ、立ち寄れるところがあるわけじゃあないんだけど。
計画値から0.1Hの遅れで通過CHKへ。
呼吸器系と消化器系の不調は、徐々に治ってきてはいるものの、完走まで本調子に戻ることはなさそうだった。眠気の解消は寝るよりないが、外気温の低下が、短時間と言えど、この場での野宿を許してくれそうにない。

4-5. 通過CHK@ファミリーマートタカシン矢祭店 → PC4@セブンイレブン笠間昭和町
Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
通過CHK → PC4 74.1 km +738/-854 m 04/21 20:30 04/22 00:00 3:30 04/21 21:07 04/22 01:18 4:11

久慈川沿いのR118を南へ。下り基調と見えてほとんど同じくらいに登るため、思うより進捗は伸びなかった(実績値+485/-590m)。
途中、道の駅にトイレに寄り、コンビニで15分の仮眠を挟んで(分かっちゃいたけど寒くて10分で目を覚ました)、グロス20.0km/hからペースを上げられずにPC4へ辿り着く。
茨城県に入ろうが野宿の難しい外気温は変わらなかった。以降で仮眠は無理と判断。

眠れないのなら。36H以上ご無沙汰していたカフェインを摂取。コイツに賭ける。

4-6. PC4@セブンイレブン笠間昭和町店 → PC5@セブンイレブン谷田部インター店
Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC4 → PC5 54.8 km +748/-767 m 04/22 00:15 04/22 03:15 3:00 04/22 01:35 04/22 04:39 3:04

カフェイン最高。
深夜の道祖神峠は街灯の少なさから距離を上手く測れず、たらたら走っていたらいつの間にか終わった。野犬が住み着いているとブリーフィングで言及あったものの、とくに吠え声は聞こえず。Finish後に聞けば、吠えられるわ追われるわのかたはいたそうで。
距離を測れなかったのは、続くフルーツラインもそうだった。緩いアップダウンをいくつか越えながら、朝日トンネルこんなに遠かったっけと思う。あとで思い返せば、北筑波稜線林道が20km近くあるのだから、その東に敷かれたフルーツラインだって短いはずもないのだった。
不動峠を登らないで済むことにはホッとした。朝日トンネルの対向車線側の広い路肩は、仮眠には都合も良さそうだったけど、はて、彼処で寝る機会の訪れる日は来るんだろうか。
PC5へ辿り着く。道祖神峠が10km/h未満ではかどらなかったことを思えば、遅延も少なめに済んだ。

カフェオレを飲み直し、夜明け前の船取道路へ向かう。

4-7. PC5@セブンイレブン谷田部インター店 → Finish@セブンイレブン船橋市場店
Section Distance Elevation Depart(p) Arrive(p) - Depart(a) Arrive(a) -
PC5 → Finish 41.7 km +251/-272 m 04/22 03:30 04/22 06:00 2:30 04/22 05:04 04/22 06:58 1:54

カフェイン最高(2回目)。
見てのとおり、市街地を多く含む。とくに船取道路は日中の渋滞でよく知られているから、交通量の少ない夜間に進んでおきたかった。まあ、思うように走れないのは常で、明け方に入ることになってしまったのだけれど、結局は、交通量を気にして積んだ0.5Hは不要だった。
カフェインが途切れると眠気がぶり返す。仮眠は要らないが集中を削がれて上手くない。速度や出力を読んで判断するのが億劫だった。
6:30を過ぎる。早着には間に合わなかった。眠気のコントロールが取れていれば1.5H早く、ここに辿り着いていたと思う。

5. あとがき

睡眠コントロールは今年の課題になりそう。前夜移動との差分評価もしてみていいかもしれない。
ORB BarEndは標準装備に。スペックを除いて感想はざっくり箇条書き。

  • 後続車に車幅を伝える役割は十分果たしてくれた
  • 走行中の脱落・緩みはなかった
  • クリック感は軽く走行中の操作も容易(ランタイムが十分長いので点けっぱなしで十分だが)
  • 差込部がゴムのため振動でボディが揺れ、ハンドルと衝突してカチカチ鳴る(すっげぇうるせえ)
  • ハンドルからの突き出し長さは気になる
  • 構造から水没耐性には期待できない

価格が電池付ペアで2,000円とコスパは高い。周囲の連中のハンドルに勝手に挿して回ろうかと思うくらいではある。
明確なデメリットはハンドルと衝突して鳴るところで、ゴムワッシャーを挟むかハンドルと隙間を少し空けるかで解消するほうがよい。
差込部のゴムのヘタリは今後観察かなあ。ワンシーズン保てばまあいいかなと思うけれど。