BRM320千葉200kmエレガント千葉

1. 予定と実績

Table.1 予定と実績(時間)

区間 距離(予) 出発(予) 到着(予) 所要(予) 距離(実) 出発(実) 到着(実) 所要(実) 予実差
Start to PC1 47.0 km 03/20 08:00 03/20 10:15 2:15 47.0 km 03/20 07:58 03/20 09:52 1:54 0:21
PC1 to PC2 75.0 km 03/20 10:30 03/20 14:15 3:45 75.0 km 03/20 10:13 03/20 13:07 2:54 0:51
PC2 to PhotoCHK 54.6 km 03/20 14:30 03/20 17:15 2:45 54.0 km 03/20 13:31 03/20 15:50 2:19 0:26
PhotoCHK to Finish 27.0 km 03/20 17:30 03/20 19:00 1:30 26.0 km 03/20 15:52 03/20 17:01 1:09 0:21
Total 203.6 km 03/20 08:00 03/20 19:00 11:00 202.0 km 03/20 08:00 03/20 17:01 9:01 1:59

Table.2 予定と実績(ルート)

区間 距離(予) 上昇(予) 下降(予) 上昇(実) 下降(実)
Start to PC1 47.0 km 730 m 698 m 530 m 501 m
PC1 to PC2 75.0 km 952 m 975 m 658 m 683 m
PC2 to PhotoCHK 54.6 km 591 m 600 m 338 m 349 m
PhotoCHK to Finish 27.0 km 107 m 108 m 89 m 77 m
Total 203.6 km 2,380 m 2,381 m 1,615 m 1,610 m

認定リザルトでは9:02で完走。9.0H切りに辛うじて届かなかった。のんびりメシ食ってなけりゃ余裕で届いたよねとはそのとおり。

2. 所感

ルートはAJ千葉さんから引用。 2019.6のSR600KW以来の参加とあり、平坦200kmと言えどグロス20.0km/hから詰めていく判断もできず、計画は11.0Hで引いておいた。例によって計画どおりに走る気はない。計画どおりに進まないのは当然だから計画しなくてよい、とはしていないだけのことだ。

Start to PC1:
調子アガらないなーって思いながら走ってた。袖ヶ浦から離れれば信号の少ない道を走っていくから、計画より実績が好進捗で進むのは当然として、掛かり過ぎず怠け過ぎず30.0km/hあたりでソロ活動していたら、2.0Hかからず47.0km走り終えてた。そのくらいの感想しかない。
PC1のデイリーヤマザキではデカいおにぎりとバナナとポカリとゼリーを、その場で補給。PC2まで休憩しないつもりで多めに。

PC1 to PC2:
勝浦の海岸に出てからは勝手知ったるというか走り慣れたフラワーラインを時計回りになぞっていくだけ。幸いにも追い風気味。袖ヶ浦海浜公園からずっとカロリーを入れ続けていた御蔭で、30.0km/h単独を続けても脚にダメージが溜まらず、終始快調に走れた。それにしたって3.0H切りは出来過ぎかなと思ったけど。
PC2でバナナと赤コーラとゼリーを摂り、携行食のミニあんぱんをフレームバッグへ。
122.0km走り終えて5.0Hそこそこ。いまの調子を続けていけば9.0H切りも狙えることに、このへんで気づく。予定より残っている脚も、ペースを上げれば早々に使い果たす。丁寧にコントロールし続けてやっと届くような目標だな、とTwitterしながら考えてた。結果を見れば分かるとおり、このへんの検討を走りながらやってりゃ9.0Hは切ってた。

PC2 to PhotoCHK:
じつは前日夜にボトルの飲み口を分解して洗ったんだけど、元に戻すのが上手くなかったんだろうね、シリコンゴムの弁がのどちんこを直撃したのもこの区間のこと。辛うじて飲み込まずに済んだ。弁のない状態で中身こぼれたりするのかな?と思って逆さにしても垂れなかったのは、あの弁の役割はのどちんこを脅かすことなんだな。
ルートは信号が増え、ともなって停車時間も増えた。PC2で塩分を取り損ねたせいか脚の疲れも表出してきた。9.0H切りが遠退いていく。ただ、いま脚を緩めたら元のペースに戻すこともできなくなって、今度は10.0Hに追われて走ることになる。そいつはダメだ。
ダメと分かっても留まれるほど自分に厳しくないが、脚は緩めずにいられた。集中は要するが。これはべつに高尚な克己心とかがはたらいた結果でなく、ウマ娘2期10話のマックイーンのセリフが脳裏を過ぎったからなんだけど。必ず、きっと。
PhotoCHKでは写真撮って次へ。ひと多かったけど、チーバくんのちんこ、そんなに魅力的なロケーションかなあ。

PhotoCHK to Finish:
PhotoCHK出発時にはグロス27.0km/hで達成が見込めた目測は、信号と休日夕方の渋滞の前に儚く潰えた。それでもマックイーンを信じ腐らず進み、残り10kmで17:40を迎える。0:20で10.0kmを走る。30.0km/h維持で信号に捕まらなければ達成できる。……それは奇跡じゃなくて信号無視っていうんだよマックイーン。
ヤシの木通りで17:00を迎え、ギャラリーの手前脚を抜けずそのままに袖ヶ浦海浜公園へ到着。ログを見返せば35.0km/hあたりで走っていて、無自覚にギリギリ届くかもラインを維持し続けていたようだった。何だかんだ、諦めずに走り続けたのはよかったんだと思う。マックイーンの嘘つき。

マックイーンの調教に戻るのでそれでは。

SR600KW

2019年に走った結果を1.5年塩漬けにしたもの。

1. 1行まとめ

SRおじさん'sはSR600KWを2泊3日で攻略しました。

2. 走り出すまで

2.1. 人権あるSR600

SR600KWの攻略にあたって、SRおじさん'sは『人権あるSR600』をお題目に掲げた。
同時出走予定5名のうち2名がSR600童貞であること、洋モノまでこなしたSR600玄人からもタイムアタックや野宿前提のスケジュールは嫌だという意見が挙がったことが背景にある。
嫌だと思うことを引っ繰り返していって、SRおじさん'sがたどり着いた人権は、具体的には以下3つ。

  • 毎晩お布団で寝たい
  • 毎晩お風呂に入りたい
  • 晩ごはんは椅子に座って食べたい

これらをすべて叶えようとすると、SR600KWは2泊3日の温泉慰安旅行のような何かになる。

2.2. 大行程の作成

2019年5月時点で、SR600KWは攻略されている。
やあこの日は何処まで走ろうかなんて、机上で試行錯誤する必要はほとんどなく、先人のログと自分の実績を突き合わせれば、心配性も走り出せるくらいには情報も揃う。
SRおじさん'sもTwitterをぺろっと検索して、先人に質問したりして集めた情報から2泊3日の大行程を作り上げた。

Table 2.1にSRおじさん'sの大行程を示す。上昇や下降の値はRWGPSを使用して作成したルートを積み上げた数字だが、トンネルや橋は未補正だ。

Table 2.1 SRおじさん'sのSR600KW(大行程・予定)

距離 上昇 下降 出発 到着 所要
6/21(金) PC1 那須勝浦町(PC8-9) 246.2 km 7,440 m 7,454 m 05:00 18:00 13:00
6/22(土) 那須勝浦町 龍神温泉(PC12-13) 186.5 km 7,029 m 6,621 m 05:00 18:00 13:00
6/23(日) 龍神温泉 PC18 174.1 km 3,555 m 3,963 m 05:00 16:00 11:00

大行程の作成にさいして、SRおじさん'sが決めたことは2つ。宿泊地と各日の出発時間だ。

1泊目:
選択肢があるようでほとんどない。
早朝発の2泊3日では、1泊目の宿泊地に新宮市那須勝浦町以外を選ぶことが難しい。PC8以前では1日目の進行が足りないし、PC9以後ではレイトチェックインを望むのが難しいからだ。
ただ、一番の理由はPC9-10の悪路にある。少なくとも初見プレイで夜間は止めたほうがいい。

2泊目:
PC15周辺か、PC13手前の龍神温泉かの2案が挙がった。それぞれメリット・デメリットのある候補地ではあるが、結局はざくさん龍神温泉浸かりてえっつったんで、龍神温泉に決まった。気軽に来られる立地でもないし、この機会を逃していつ浸かるのかとは、そのとおりではある。

出発時間:
1日目は5:00で申請した。PC5-6を警戒して直前になって6:00から早めたが、結果論ではこの選択は正しかった。
2,3日目は仮に置いたものだ。その日の行程を反映したものではない。走ってみて、翌朝の出走時間をみんなで話して決めようって整理にしていた。机上と実績の乖離を埋めるには、他に方法も思いつかない。

2.3. 個人的な行程表

SRおじさん'sでは、大行程から分解した行程を共有していない。
晩ごはんを一緒するという点で、各位の行程に無頓着でよい理由も弱いものだが、これはGoogle Mapの位置共有で解決している。位置共有が生きている限り、遅れの見込み時間さえ細かに連絡する必要はないからだ。

それはさておき、ぼくが細かく行程を作っておかない理由も同様にない。各PCにOpen/Closeがないからって、到着の目安も決めず走り出すのは、ぼくが心情的に無理だ。胃が痛くなる。

Table.2.2に、ぼくの大行程を示す。各日の予定は、区間を楽観寄り実績ベースで見積もり、フォトチェックに5分を見て積み上げたものをサマったものだ。
到着差は、SRおじさん'sの大行程との差だ。

Table 2.2 HaugfolkのSR600KW(大行程・予定)

距離 上昇 下降 出発 到着 所要 到着差
6/21(金) PC1 那須勝浦町(PC8-9) 246.2 km 7,440 m 7,454 m 05:00 20:15 15:15 + 2:15
6/22(土) 那須勝浦町 龍神温泉(PC12-13) 186.5 km 7,029 m 6,621 m 05:00 17:05 12:05 - 0:55
6/23(日) 龍神温泉 PC18 174.1 km 3,555 m 3,963 m 05:00 15:40 10:40 - 0:20

6/21(金)の予定が、SRおじさん'sと大きく離れている理由は、PC5-6(89.0km +3,709/-3,892m)にビビって6.0Hも盛ったせいだ。R169で七色ダムを目指すこの区間はトンネルが多いから、RWGPSの上振れは大きいと分かる。分かるが、何となく確からしい数字にも落とし込めなかった。
一方で6/22(土)は、前日との距離差は60kmあるがほぼ同じだけ登るのに、3.0Hも縮めた予定を組んでいる。各区間の計画値は別表に展開するとして、ぼくはこの2日目をどうしたかったのか。飽きたんだと思うけど、このときのぼくは、ぼくに何を期待していたのか。

3. 走り終えて

3.1. SRおじさん'sの誤算

Table 3.1に、SRおじさん'sの大行程(実績)を示す。3日間天候には恵まれ、雨や風が行程に影響することはなかった。実績値はぼくのログを使用している。GPSが拾えなかったりミスコースしたりしているので、獲得標高や距離は一部不正確であることは述べておく。

Table 3.1 SRおじさん'sのSR600KW(大行程・実績)

距離 上昇 下降 出発 到着 所要 予実差
6/21(金) PC1 那須勝浦町(PC8-9) 245.8 km 3,736 m 3,692 m 05:00 20:00 15:00 + 02:00
6/22(土) 那須勝浦町 龍神温泉(PC12-13) 188.3 km 3,767 m 3,333 m 04:00 19:00 15:00 + 02:00
6/23(日) 龍神温泉 PC18 180.6 km 2,403 m 2,813 m 04:00 15:30 11:30 + 00:30

宿泊地に変更はない。遅延は除いて、変更は2,3日目の出発時間は1.0H繰り上げたことだけだ。
出発時間1.0Hの繰り上げは、1,2日目の予実差2.0Hが理由になる。この2日間の遅れの原因は共通していて、急勾配な上りによる負債を、急勾配な下りでは返済できなかったためだ。具体的にはPC2-3の和泉葛城山、PC10-11の玉置山のことだ。ぼく個人では計画からそれぞれ0.5H近く遅れている。
実際に2,3日目の出発時間を決めるときも、「下りで稼げない」とは5人の共通意見だった。SR600KWを下りで取り返す方針で計画するのは、上手い選択ではなさそうだ。

走り出す前と見方の変わったものはいくつかある。

DNFの判断は何処でする?:
走り出す前までは、龍神温泉の天候を気にしてばかりいた。龍神温泉は雨に弱い。累積雨量150mmに迫りR371とR425が通行止めが現実味を帯びれば、雨中に(下手すれば夜間に)最寄りの紀伊田辺駅(45km)まで向かう決断を迫られるからだ。
だが走り終えてみると、1日目朝に和泉葛城山が濡れていたらDNSがいいんじゃないかという意見がちらほら挙がった。ドライでさえディスクローターは触れるだけで水ぶくれになるほど加熱していたし(つまりやった)、これが雨なら、スッ転ばずに下山できるかどうかにお祈りが混じってくる。
龍神温泉に関しては走り出す前と後で変わらない。公共交通機関の近い2日目朝(那須勝浦町)で判断するよりないのだろう。

2日目の補給は難しい?:
SR600KWには、245km地点の那須臨海Sから約300kmに亘り、24H営業コンビニの空白地帯がある。空白地帯に点在する個人商店は、Google Mapから営業時間を確認できないものばかりで、いよいよ安全策に振り切るとなると、那須臨海Sで最大1.5日分のカロリーを買い溜める必要さえ出てくる、という懸念。
走り終えれば、半分は嘘と分かった。
飲料は自販機頼りになる。飲むものの自由は限られるし、マメな買い足しをしないと玉置山の湧き水をがぶ飲みしなくちゃいけなくなるのは確かだ。ただ、食事に関しては、Aコープやコミュニケーションストア、ドライブインだけで十分足りた。腰を落ち着けて食べるのも、走りながらお惣菜を摘むのも、どちらも不自由は少ない。那須臨海Sで用意すべきは十津川温泉あたりまでの半日ちょっとのカロリー。おおよそ、懸念は杞憂に終わった。

3.2. 個人成績

Table 3.2に、ぼくの大行程(実績)を示す。予実差は、ぼくの所要時間の計画値と実績値の差。

Table 3.2 HaugfolkのSR600KW(大行程・実績)

距離 上昇 下降 出発 到着 所要 予実差
6/21(金) PC1 那須勝浦町(PC8-9) 245.8 km 3,736 m 3,692 m 05:08 19:28 14:20 - 00:55
6/22(土) 那須勝浦町 龍神温泉(PC12-13) 188.3 km 3,767 m 3,333 m 04:14 18:29 14:15 + 02:10
6/23(日) 龍神温泉 PC18 180.6 km 2,403 m 2,813 m 03:54 14:32 10:38 - 00:02

予実差については、以下のとおり。

1日目:
PC2-3の和泉葛城山の下りでは計画値1.0Hに対して0.4H遅れ。急勾配に加え再舗装が雑で制動のままならない箇所があり、思うように走れなかったことによる。
PC5-6は緩勾配のダラ上りが続く。信号もない。RWGPSで作成したルートの獲得標高の予定よりかなり登らず(トンネル未補正だから当然ではある)、保険で積んだ計画値6.0Hから-1.0Hの好進捗となった。
区間は計画値から微差に留まり、PC5-6の好進捗がそのまま結果になっている。

2日目:
REST1-PC9の風景がよく、0.5Hの遅れ(朝焼けのなかで見下ろす那須勝浦町がすごくよかった)。
PC9-10の玉置山の上りは空腹と喉の乾きのため0.4H遅れ。
PC10-11は玉置山の下りが和泉葛城山同様にまるで稼げなかったことに加え、ドライブインで昼食を摂ったために0.6H遅れ。
中盤までに1.5H遅れの進行状況だったが「昨日よりは早く晩飯食えるからいいでしょ」っつってAコープ紀南熊野古道ちかつゆ店で大休止をキメ、遅れの取り返しを放棄していたため、この結果になった。

3日目:
PC15-16はPC15を出てすぐ派手にミスコースをキメたが、ルート復帰後は下り基調のため0.1H遅れ。
PC16-17は休暇村紀州加太の急峻な上りに対し、クリートを削る作業に従事。久々の市街地で信号に捕まったり迷ったりコンビニ飯に舌鼓を打ったりで0.4H遅れ。
PC17-18は渋滞による低進捗もあったが好進捗のため0.2Hを巻く。日あたりでは予実差なし。

いま見返しても、2日目がおかしい。乱暴な計画値に対して、クソナメた進捗を積み上げていってるあたり、計画守る気がないのがよく分かる。

長くなったので個人の所感は別エントリへ。

BRM511西東京400km富士大回り

次のBrevetが控えているので今回は予実以外3行で。

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → CHK1 82.3 km +1,842/-1,153 m 05/11 07:00 05/11 11:45 4:45 +1,536/-836 m 05/11 07:02 05/11 11:10 4:08
CHK1 → PhotoCHK 23.5 km +743/-622 m 05/11 12:00 05/11 13:00 1:00 +325/-212 m 05/11 11:35 05/11 12:38 1:03
PhotoCHK → PC1 29.7 km +528/-1,220 m 05/11 13:15 05/11 14:45 1:30 +201/-891 m 05/11 12:42 05/11 13:45 1:03
PC1 → CHK2 21.5 km +287/-177 m 05/11 15:00 05/11 16:00 1:00 +248/-133 m 05/11 14:06 05/11 15:02 0:56
CHK2 → PC2 60.1 km +513/-786 m 05/11 16:15 05/11 19:15 3:00 +344/-625 m 05/11 15:31 05/11 17:59 2:28
PC2 → CHK3 74.0 km +607/-637 m 05/11 19:30 05/11 23:00 3:30 +477/-520 m 05/11 18:37 05/11 22:00 3:23
CHK3 → PC3 75.0 km +961/-986 m 05/11 23:15 05/12 03:45 4:30 +601/-617 m 05/11 22:56 05/12 03:05 4:09
PC3 → Finish 36.7 km +218/-121 m 05/12 04:00 05/12 06:00 2:00 +231/-133 m 05/12 03:12 05/12 04:58 1:45
Start → Finish 402.8 km +5,699/-5,702 m 05/11 07:00 05/12 06:00 23:00 +3,963/-3,967 m 05/11 07:00 05/12 04:58 21:58

21h58mで認定内完走。
PCでの長っ尻タイムが悪目立ちしていて、予実差では1h15mと大きい。CHK3→PC3に仮眠0h30mを含めて計画したが取るつもりはなく、仮眠しないと夜を越えられなくなっているのは諦めて予定するか克服するかは今後の課題。仮眠はざっくり0h45mほど採っている。
たらればがいちばん上手く回れば、20h00mを切れるかどうかまで見込めたはずの400kmだった。

2. 3行まとめ

  • ウインドブレーカを着込む想定でレイヤリングを組み、ぴったりハマったのは富士300kmの反省が活きてよかった。
  • 雨の降らない予報を信用するのであれば、サドルバッグレスで600kmの装備を組み立てることは無茶じゃない(或いは軽量雨具を探す)。
  • 糖分と塩分の携行食を収容させるためフレームバッグのMサイズを検討する。

BRM420西東京300km富士

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → CHK 40.1 km +183/-272 m 04/20 22:00 04/21 00:00 2:00 +160/-247 m 04/20 21:58 04/20 23:58 2:00
CHK → PC1 33.0 km +242/-241 m 04/21 00:15 04/21 01:45 1:30 +125/-126 m 04/21 00:12 04/21 01:30 1:18
PC1 → PC2 96.5 km +903/-849 m 04/21 02:00 04/21 07:00 5:00 +714/-664 m 04/21 01:47 04/21 06:11 4:24
PC2 → PC3 70.4 km +1,281/-928 m 04/21 07:15 04/21 11:15 4:00 +1,224/-861 m 04/21 06:27 04/21 10:45 4:18
PC3 → Finish 66.2 km +1,057/-1,376 m 04/21 11:30 04/21 15:00 3:30 +849/-1,185 m 04/21 11:08 04/21 14:20 3:12
Start → Finish 306.2 km +3,666/-3,666 m 04/20 22:00 04/21 15:00 17:00 +3,072/-3,083 m 04/20 21:58 04/21 14:20 16:20

16.3Hで認定内完走。

2. 装備類

2-1. 服装

  • Rapha ProTeam Long Sleeve Training Jersey
  • RedWhite The BIB
  • ASSOS Leg Warmer
  • UnderArmour HeatGear Compression
  • POC Resistance Enduro Glove

当日の気象条件は最低/最高気温差が15℃というところ。結果で言えば、インナーは夏モノにすべきだった。寒さに寄せた構成が功を奏して夜間の御殿場市沼津市ダウンヒルは携行したウインドブレーカを着ずに済んだが、当然、そのレイヤリングでは外気温20℃の晴天には耐えられず。

2-2. バイク

今回もUltで同構成。収納はツール缶とフレームバッグ。Madoneのころと異なるのは、TiogaリアエンドホルダーⅡがフレームバッグに入ってるから補給食の携行量が落ちたこと。かさばるけど手放しづらいし、OSTRICH輪行袋の外袋を1サイズ上げて収納するのがよいのかな、と思う。
なんせ、雨さえ降らなければ600kmも同じ収納で走れてしまう。詰めてやろうって気も起きるってもんだ。
バイクのライトは前照灯にvolt1700を2灯、尾灯にReflex AutoとOmni3 Autoを各1灯。尾灯はオートなのでトンネル内の点け忘れもないかな。

3. コース・スケジュール

AJ西東京さんより。
見ての通り、後半に山岳がまとまってる。前半で貯金を積み立てるもよし、後半に備えるもよし。
スケジュールは、K71の朝霧高原(どうして30kmも登らせるのだ、この国の霊峰は)の攻略がキモなので、後半2区間で都合1.0Hも盛りに盛った。もう少し言えば、それで足りるかさえ危ぶむほど苦手意識があって、PC1→PC2は96.5kmの長丁場は予定より縮むだろうから、その貯金を注ぎ込んでもいいとさえ思ってた。
ただ、この300kmを経ても、苦手意識は変わらなかったことは先に述べておきたい。

4. 各区間の所感

4-0. 根岸からさわ公園

お昼寝から起きてもぞもぞして三度寝しようとして失敗して、結局晩メシを食べ損ねたまま集合場所へ。

富士川沿いのPCは、今年から芝川まで走るよう整理された。トンネルを避けて旧道を使い丘の端を越えていくので、旧来よりちょっとだけ登る。

晩メシ食ったりトイレ行ったりしてたらほぼ最後尾に。車検後、ELEMNT本体からルートを呼び出してスタート。

4-1. Start@根岸唐沢公園 → 通過CHK@セブンイレブン鎌倉七里ガ浜店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → CHK 40.1 km +183/-272 m 04/20 22:00 04/21 00:00 2:00 +160/-247 m 04/20 21:58 04/20 23:58 2:00

町田市から江ノ島へ向かう、お馴染みのルート。市街地につき信号峠に阻まれて進捗はなかなか上がらない区間だから、もしここでトラブルに遭うとPC1が厳しい。……諦めもついて帰りやすいと言えばいいのか。

何度か走っているから感慨も乏しいのだけど、大きな国道を避けて組まれ、生活渋滞で混雑する夕方を除きストレスはあまり感じない、いいルート。少なくとも脅かされることはないかなあと思う。ただ集団を抜き去れるタイミングが少なくて、自分のペースで走るのは難しい。見通しのよい区間は信号の間隔が狭かったり交通が途切れなかったりで、脚を使うコストに、ペースを阻害されるデメリットが負けることがしばしばある。

最後尾スタートなら集団に埋もれるのは尚更なのだけど、オンスケ進行を守るため、10名程度の集団2つをパスした。仕方のないこととは言え、市街地を10名近くが並んで走ると、クルマも抜けなくて上手くない。誰かついてこないかなと、集団をバラすつもりもあってパスするのだけど、今回はぼっちだった。

できれば0.25Hくらいは稼ぎたかったところなんだけど、オンスケで通過CHKに到着。
補給は手短に済ませてPC1で休みたかったものの(丁度丑三つ時で眠くなるし)、2.0H前にメシ食ったばかりなのに空腹を訴える胃袋のため、和風パスタをもぐもぐ。土曜の夜の江ノ島となれば、まあ賑わいもしているわけで、店先に座り込んでパスタを食うのはいくらか羞恥心を掻き立てるものがあった。海風にシソも海苔も飛んでいくしさ。

4-2. 通過CHK@セブンイレブン鎌倉七里ガ浜店 → PC1@セブンイレブン小田原東町5丁目店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
CHK → PC1 33.0 km +242/-241 m 04/21 00:15 04/21 01:45 1:30 +125/-126 m 04/21 00:12 04/21 01:30 1:18

相模湾江ノ島から小田原まで。防風林もあるから海風に叩かれてふらつくこともなく、起伏もない。
カッ飛ばした軽が覆面に追っ掛けられ、丁字路で右折して逃げを打ち、Uターンして丁字路に戻ってくるまで見届けた以外、とくに何もなかった。

序盤ということもあり進捗は快調。

4-3. PC1@セブンイレブン小田原東町5丁目店 → PC2@ファミリーマート富士宮芝川店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC1 → PC2 96.5 km +903/-849 m 04/21 02:00 04/21 07:00 5:00 +714/-664 m 04/21 01:47 04/21 06:11 4:24

小田原発の長丁場。
山北町から御殿場市へ抜けるR246の谷、続く沼津市までのダウンヒルの冷え込みは、ブリーフィングでも指摘あったところ。
ほか、沼津市から田子の浦までの千本街道には、対向車線側にしかコンビニのないことに注意したい。PC1から60kmを過ぎて一服入れたいタイミングで15kmほど対向にしかコンビニがないから、なかなかやらしいと思う。田子の浦を過ぎてしまえばPC2までそう遠くないし尚更か。

グロス20.0km/hを維持したまま頂上の南御殿場駅へたどり着く。谷峨駅あたりのR246の気温計は10℃だったが、ウインドブレーカを羽織るほど寒くはなかった。このあと着ることもないわけで、レイヤリングをミスったことに気づく。
田子の浦を過ぎるころ夜は明けた。PC2までもう距離も残っていないが、ケツに張り付かれたのも振り切れないしフレームバッグのミニあんぱんもなくなったしでコンビニへ。補給食を買い足し、ちょっと休んで進む。

富士川を西へ渡り、富士山を仰ぐ。

トンネル回避のルートも間違えず旧道へ。ぼくが言えた義理じゃないのだけど、東名の橋桁が間近に見られたり(次は撮りたい)、ケツがムズムズすることもなく交通量も少ないし、こちらのほうがいいかなあと思う。

4-4. PC2@ファミリーマート富士宮芝川店 → PC3@セブンイレブン都留井倉店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC2 → PC3 70.4 km +1,281/-928 m 04/21 07:15 04/21 11:15 4:00 +1,224/-861 m 04/21 06:27 04/21 10:45 4:18

いちばんの難所。
朝霧高原には30kmで1,000m登らなければならない。富士300にせよ諏訪湖600にせよ、朝霧高原は終盤に配置されているため、過去数度に亘り満足に登れた例がない。苦手意識は登るたびにいや増している。
スケジュールには0.5Hを盛った。足りるかと自問しても怪しい。これまでに作った0.75Hの貯金もくれてやるつもりで、PC2を出た。

しかし寝る。眠かったし。塩も足らず、胃袋のムカつきに耐えかねて休憩も欲しかった。0.5Hおやすみなさい。

レイヤリングのミスは、朝霧高原で猛烈に牙を剥いた。
ジッパーを下げて排熱を増やそうと試みても、冬用インナーが熱を逃しちゃくれなかった。さいきんの衣服は本当によくできてますね畜生。陽射しも遮ってくれるし。剥き出しの手の甲がクソいてぇ。
Madoneは39x28Tで踏んづけていった坂道を、Ultでは36x30Tで進む。乙女感たっぷりのギア比は、排熱さえ回ればもうちょっと戦えたのだろうが、よりによって準備ミスとは。おかしいな、ここを基準に備えたハズなんだけどなー。

本栖湖を撮って進む。休憩くらいすりゃあいいのだろうけど。

スケジュールより0.3H遅くPC3に到着。PC3に蛍光ベストの姿はなかった。序盤の通過CHKまでのあいだに抜いた以外、見知った顔と抜きつ抜かれつしてた以外にランドヌールは見掛けなかったから、メインストリームはもうPC3を出てしまったのだろう。
レイヤリングミスに、補給ミスが重なったが、進行は悪くない。15.xH走破はもう叶わないが、当初スケジュールよりは早く戻れるだろう。

4-5. PC3@セブンイレブン都留井倉店 → Finish@今野製作所

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC3 → Finish 66.2 km +1,057/-1,376 m 04/21 11:30 04/21 15:00 3:30 +849/-1,185 m 04/21 11:08 04/21 14:20 3:12

新雛鶴トンネルを抜け、K35を東へ。道志みちには迂回路を辿って合流してからは、いつものルート。
補給ミスによる胃のムカつきに加え、暑さはここからが本番だった。脚は残っているが排熱が儘ならないから、息を乱す強度では走れず。新雛鶴トンネルまでは脚を使わずだらだら登り、賽の神バス停までの区間で負債を返し、貯金を積んでいく。あくせく登ってなぞいられん。
道志みちへの迂回路は、道志みちが復旧したため混んでおらず。
青山交差点を右に折れ、最後の登りをこなしてお昼過ぎの相模原市街へ。ペースの上がらないのはどうしようもない。
で。

着順早かったらしいです。

5. あとがき

22:00スタートで睡眠コントロールにしくじったのは、大きな反省点だった。それがなければ15.8Hで戻ってこられたわけで。朝霧高原にも華麗に敗北したので次回の諏訪湖600kmでもちょっと挽回したい。胃袋を300km程度でダメにしたのも、今後を思うと慎重さを取り戻さにゃいけん。
一方で良かったこととして、2016年より1.4H早く終えられた。Ultに変わった以外に、PC滞在時間の短縮が利いているのだと思いたい。

BRM330西東京200kmしおかつお達磨山

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → CHK 34.1 km +741/-163 m 03/30 07:30 03/30 09:45 2:15 +681/-96 m 03/30 07:29 03/30 09:20 1:51
CHK → PC1 71.6 km +1,577/-2,201 m 03/30 10:00 03/30 14:00 4:00 +1,292/-1,912 m 03/30 09:32 03/30 12:51 3:19
PC1 → PC2 88.3 km +1,883/-1,893 m 03/30 14:15 03/30 18:45 4:30 +1,374/-1,364 m 03/30 13:36 03/30 17:33 3:57
PC2 → Finish 12.7 km +114/-100 m 03/30 19:00 03/30 19:45 0:45 +53/-35 m 03/30 17:50 03/30 18:29 0:39
Start → Finish 206.7 km +4,315/-4,357 m 03/30 07:30 03/30 19:45 12:15 +3,400/-3,407 m 03/30 07:29 03/30 18:29 10:59

2. 装備類

2-1. 服装

  • Rapha ProTeam Training Jacket
  • Rapha Pro Team Winter Tights with pad
  • UnderArmour HeatGear Compression
  • POC Resistance Enduro Adjustable Glove

西伊豆スカイライン寒いかなと思って、冬装備の上下に夏用アンダーという組み合わせ。グローブはMTB用に買ったものを使用。GRIPPP!FFに穴が空いたのと縫製が雑になったのを機に選んだもので、人差し指と中指の先に滑り止めがある以外はアンコもなしのシンプルなやつ。薄手なのでGRIPPP!FFほどの耐寒性はない。
このほかに、雨具(上)はバックポケットに詰めておいた。これは天候は19時ごろだか22時ごろだかに、雨が降る予報になっていたから。雪は降らないと信じたいが、終盤の雨は織り込み済みとした。

2-2. バイク

今回もUltを投入。収納はフレームバッグのみで、サドル下には輪行袋をぶら下げた。しおかつお達磨山でDNFしたとして、輪行で帰ってこられるかは疑問だけれど。
違うのは、サイコンをGarmin Edge810からWahoo ELEMNTへ替えたこと。Garminの国内外の価格差についていけないからの選択だが、詳細は別エントリにまとめるがとてもスマートな製品。
WahooはGarmin Connectのようなプラットフォームを持たないので、細かなログ解析はRide with GPSに代役を果たしてもらうことにした。

3. コース・スケジュール

AJ西東京さんから拝借。
貯金のない最序盤から達磨山→戸田峠→土肥峠→風早峠→仁科峠と50kmに亘って続く山岳区間を、どれだけ無理せず縮めていけるかがキモ。PC1で足切りされなければ完走はできるんじゃないかな。知らんけど。
スケジュールは序盤の2区間に盛って12.25Hにまとめた。一昨年にも達磨山は走っていて、当時より走っていないからこんなもんだろう、というざっくり感。どちらかと言えばこれ以上に遅れることはないでしょ?というつもりで引いたものでもある。

4. 各区間の所感

4-0. JR三島駅北口広場

クルマでさくっと移動。東名は慣れないなあ。ついでにJR三島駅周辺の細かい道にも。
現地にはブリーフィング前に到着。受付済ませてブリーフィングを聞く。「下賀茂まで行って、帰ってくるだけです」とは、ええ、はい、そうですね……。

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4-1. Start@JR三島駅北口広場 → PhotoCheck@だるま山高原レストハウス

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → CHK 34.1 km +741/-163 m 03/30 07:30 03/30 09:45 2:15 +681/-96 m 03/30 07:29 03/30 09:20 1:51

JR三島駅周辺の市街地を抜けて狩野川沿いへ。速度の合わない集団を抜き去って直後にミスコースして抜き返される間抜けをやらかした以外は、0.4Hも早く終えたし問題はなかった。大問題しかなかった(´;ω;`)ウッ…
危惧していた修善寺から達磨山へのヒルクライムは、思ったより苦戦しなかった。4.2min/kmくらいのペースで登れていたらしい。バイクの差だと思っておく。
PhotoCheckのだるま山高原レストハウスからは、低い雲に遮られて富士山も見えず。

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赤コーラしばいてトイレ行って走り出す。

4-2. PhotoCheck@だるま山高原レストハウス → PC1@ファミリーマート南伊豆下賀茂店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
CHK → PC1 71.6 km +1,577/-2,201 m 03/30 10:00 03/30 14:00 4:00 +1,292/-1,912 m 03/30 09:32 03/30 12:51 3:19

戸田峠から西伊豆スカイラインへ。戸田峠を過ぎて少しして、ELEMNTの未確認機能を迂闊にいじって10分ほどトラブった。
前回の達磨山では、人外組のペースについていってみようとか思い立って脚を早々に使い果たした御蔭で、西伊豆スカイラインは惨憺たる有様だった。何人に抜き去られたことやら(10人くらい)。今回も抜かれた(主にELEMNTのトラブルで)。腹の駄肉を減らす計画は考えるべきだと思う。
仁科峠の下りは稼げないことだけ覚えていたが、舗装状態は一昨年より良くなっていた、と思う。登りのロスを取り返す程度にはスムーズに下れた。 西伊豆町の浜橋Sまでの道に、桜が満開だった。

K121を折れて石部の棚田までの道は、農道と表記ありつつも私道に見えて落ち着かなかった。

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PC1には予定より1.1H早く到着。12.25Hの予定は繰り上げてよいくらい早いが、10.0Hを切るなら0.5%遅いというところ。予定は繰り上げていいが安全運転でってことで、のんびり昼飯食ってから出発。

4-3. PC1@ファミリーマート南伊豆下賀茂店 → PC2@セブンイレブン伊豆三津シーパラダイス前店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC1 → PC2 88.3 km +1,883/-1,893 m 03/30 14:15 03/30 18:45 4:30 +1,374/-1,364 m 03/30 13:36 03/30 17:33 3:57

蛇石峠を突破できればあとは西伊豆の海岸沿いアップダウンをこなしていくのみ。
約90kmの長丁場だが、補給はフレームバッグに詰めたミニあんぱん5個入りでどうにかしのいだ。停車は戸田観光案内所のトイレで1回小休止を入れたくらい。戸田のヤマザキがなくなってしまったので、補給食を携行しないひとはコンビニ見つけたら必ず入るくらいでいいと思う。
んで。
AJ西東京さんのフォトポイントを過ぎるときに、ぽつりと雨粒が落ちてきた。予報よりずっと早い、雨の到来。マズい、と思った。PC2まで辿り着いてしまえば、市街地がほとんどだから雨でも困らないが、海岸沿いのK17は街灯も少ないし舗装状態の悪い箇所がちらほらある。
本降りには至らなかったから、ジャケットの撥水性頼みで雨具は着ないことにした。PC2以降を含めても残り30kmない。着るヒマがあれば急いだほうがいいと思った。
ペダルにトルクをかけて急ぐ。ログを見返すと30.0km/hちょいで走れていたから、じっさいに急げていた。バイクの差だと思っておく。

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PC2ではウィダーだけ摘んでちゅっと吸って身体が冷える前に出発する。

4-4. PC2@セブンイレブン伊豆三津シーパラダイス前店 → Finish@ファミリーマート三島中島店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC2 → Finish 12.7 km +114/-100 m 03/30 19:00 03/30 19:45 0:45 +53/-35 m 03/30 17:50 03/30 18:29 0:39

雨は強くなったが11.0H切りが明確に見えていた。12.7kmなら無理も利かせられるなと、トルクは緩めず進むことにする。
PC2での休憩を短く身体から緊張を緩めなかった御蔭で、韮山駅周辺までは順調だった。10.0kmを0.4Hで走り、残り2.7kmに0.25Hを残せたのだから、本当に順調だった。……渋滞にとっ捕まるまでは。
どうにもならないなと脚を止める。停車している車列の左を抜けるのも限界が低く、況して、11.0Hを切れそうにないからと歩道を走るわけにもいかなかった。
渋滞は間宮南Sまで続いた。結局、残り1.7kmを0.1H。間に合うと踏み込んで信号に引っ掛かりじっと待つ。11.0H切りは、逃すのも諦めるのも楽しくない。雨でテンションもダダ上がりのいまなら、やってやれんこともない、はずだ。

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ギリギリ間に合いました。

5. あとがき

翌日、初めてチェレステ・カフェに行けました。

BRM323あおば300km本栖みち

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 41.3 km +878/-640 m 03/23 06:00 03/23 08:00 2:00 +617/-315 m 03/23 05:58 03/23 08:01 2:03
PC1 → CHK1 45.2 km +1,090/-924 m 03/23 08:15 03/23 10:45 2:30
CHK1 → PC2 53.0 km +984/-1,078 m 03/23 11:00 03/23 13:45 2:45
PC2 → CHK2 20.0 km +168/-285 m 03/23 14:00 03/23 15:00 1:00
CHK2 → PC3 50.1 km +1,574/-1,016 m 03/23 15:15 03/23 18:45 3:30
PC3 → Finish 92.2 km +1,114/-1,574 m 03/23 19:00 03/24 00:00 5:00
Start → Finish 301.8 km +5,808/-5,517 m 03/23 08:10 03/23 18:55 18:00 +617/-315 m 03/23 05:58

降雪によりPC1でDNF。事故を除いた能動的なDNFは初めてのこと。結果論では判断は誤っていなかったかな。

2. 装備類

2-1. 服装

  • Rapha ProTeam Training Jacket
  • Rapha Pro Team Winter Tights with pad
  • Craft Zero Extreme Base Layer
  • HIRZL GRIPPP! TOUR THERMO

天気予報では夕方の富士吉田市山中湖村が降雨または降雪の見込み。当然、全体的に気温は低く推移するから、ベースレイヤーから一式冬装備を選択。富士吉田市山中湖村の雨だか雪だかに備えて、念のために雨具(上)をジャケットのバックポケットにねじ込んでおいた。

2-2. バイク

CANYON Ultimate CF SL DISC 8.0 Di2を初投入。可哀想に。コレを書いてる03/31(日)時点では、Ultは2連続雨Brevetの憂き目に遭っている。
投入までには慣らしのつもりで延べ500kmほど走ってみているが、100km超で身体にどう影響が出るかは未知数。分かってることはハンドルの高さが30mmほど低くなってる御蔭で、腰にダメージが蓄積しやすいことくらいだ。

3. コース・スケジュール

ルートラボはVCR横浜あおばさんより拝借。
見て分かるとおり登って登って登るので、スケジュールは各区間に盛って18.0Hとした。ここに悪天候は見込んでいないから、富士吉田市山中湖村が荒れれば順当に遅れるスケジュール。
Ult初投入もあって、まあ時間内に戻ってこられればいいかなくらいのつもりでいた。

4. 各区間の所感

4-0. 大丸公園

自走で行こうかなと思いつつお布団に入って、クルマで行くかなって思いつつお布団から出た。

そして冬装備だけではやや寒い稲城市の朝。

車検も終えてまずはPC1の宮ヶ瀬湖のコンビニまで。

4-1. Start@大丸公園 → PC1@ファミリーマート津久井宮が瀬店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → PC1 41.3 km +878/-640 m 03/23 06:00 03/23 08:00 2:00 +617/-315 m 03/23 05:58 03/23 08:01 2:03

大丸公園を出て尾根幹へ。集団にひっついたり離れたりしつつ、尾根幹を終えるころには、粉雪が舞い始めていた。相模原市悪天候に見舞われる予定はなかったし、況してや雪が降るとは予想外もよいところだった。
顔にバチバチ当たる雪が痛い。吐く息は重く白かった。ホントどうしよ。取り敢えずPC1まで行ってDNFするかどうかを決めることにする。
宮ヶ瀬湖沿いの気温計は2℃だか3℃だか。グローブも浸水したし、濡れたシューズが冷えてつま先がピリピリとしびれた。トゥーカバーがあっても同じだったろうなあと、忘れておいて思う。
PC1には概ねオンスケで到着。

PC1にはオンスケで到着。
雨が降ってみぞれが降って強くなって弱くなって。西の空は真っ白で低い雲が稜線をすっかり隠してた。このあとも雨っぽい。
全行程で天候が悪いほうに転がったと考えるべきだと思った。そしてぼくの装備は雨具(上)だけだ。低気温で長時間雨に打たれて平気な性能はない。PC1で止めれば自走で大丸公園まで戻るが、そのくらいなら保つ。
事故以外で初めて能動的にDNFするなあと思いつつ、主催にもしもししてPC1を反対方向に去ることに決めたのでした。
おうちかえろっと。

5. あとがき

Ult初陣が雨で締め括られたのは、雨ライドのブレーキ性能確認ができたと思うことにした……い。