BRM420西東京300km富士

1. 予定と実績

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → CHK 40.1 km +183/-272 m 04/20 22:00 04/21 00:00 2:00 +160/-247 m 04/20 21:58 04/20 23:58 2:00
CHK → PC1 33.0 km +242/-241 m 04/21 00:15 04/21 01:45 1:30 +125/-126 m 04/21 00:12 04/21 01:30 1:18
PC1 → PC2 96.5 km +903/-849 m 04/21 02:00 04/21 07:00 5:00 +714/-664 m 04/21 01:47 04/21 06:11 4:24
PC2 → PC3 70.4 km +1,281/-928 m 04/21 07:15 04/21 11:15 4:00 +1,224/-861 m 04/21 06:27 04/21 10:45 4:18
PC3 → Finish 66.2 km +1,057/-1,376 m 04/21 11:30 04/21 15:00 3:30 +849/-1,185 m 04/21 11:08 04/21 14:20 3:12
Start → Finish 306.2 km +3,666/-3,666 m 04/20 22:00 04/21 15:00 17:00 +3,072/-3,083 m 04/20 21:58 04/21 14:20 16:20

16.3Hで認定内完走。

2. 装備類

2-1. 服装

  • Rapha ProTeam Long Sleeve Training Jersey
  • RedWhite The BIB
  • ASSOS Leg Warmer
  • UnderArmour HeatGear Compression
  • POC Resistance Enduro Glove

当日の気象条件は最低/最高気温差が15℃というところ。結果で言えば、インナーは夏モノにすべきだった。寒さに寄せた構成が功を奏して夜間の御殿場市沼津市ダウンヒルは携行したウインドブレーカを着ずに済んだが、当然、そのレイヤリングでは外気温20℃の晴天には耐えられず。

2-2. バイク

今回もUltで同構成。収納はツール缶とフレームバッグ。Madoneのころと異なるのは、TiogaリアエンドホルダーⅡがフレームバッグに入ってるから補給食の携行量が落ちたこと。かさばるけど手放しづらいし、OSTRICH輪行袋の外袋を1サイズ上げて収納するのがよいのかな、と思う。
なんせ、雨さえ降らなければ600kmも同じ収納で走れてしまう。詰めてやろうって気も起きるってもんだ。
バイクのライトは前照灯にvolt1700を2灯、尾灯にReflex AutoとOmni3 Autoを各1灯。尾灯はオートなのでトンネル内の点け忘れもないかな。

3. コース・スケジュール

AJ西東京さんより。
見ての通り、後半に山岳がまとまってる。前半で貯金を積み立てるもよし、後半に備えるもよし。
スケジュールは、K71の朝霧高原(どうして30kmも登らせるのだ、この国の霊峰は)の攻略がキモなので、後半2区間で都合1.0Hも盛りに盛った。もう少し言えば、それで足りるかさえ危ぶむほど苦手意識があって、PC1→PC2は96.5kmの長丁場は予定より縮むだろうから、その貯金を注ぎ込んでもいいとさえ思ってた。
ただ、この300kmを経ても、苦手意識は変わらなかったことは先に述べておきたい。

4. 各区間の所感

4-0. 根岸からさわ公園

お昼寝から起きてもぞもぞして三度寝しようとして失敗して、結局晩メシを食べ損ねたまま集合場所へ。

富士川沿いのPCは、今年から芝川まで走るよう整理された。トンネルを避けて旧道を使い丘の端を越えていくので、旧来よりちょっとだけ登る。

晩メシ食ったりトイレ行ったりしてたらほぼ最後尾に。車検後、ELEMNT本体からルートを呼び出してスタート。

4-1. Start@根岸唐沢公園 → 通過CHK@セブンイレブン鎌倉七里ガ浜店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
Start → CHK 40.1 km +183/-272 m 04/20 22:00 04/21 00:00 2:00 +160/-247 m 04/20 21:58 04/20 23:58 2:00

町田市から江ノ島へ向かう、お馴染みのルート。市街地につき信号峠に阻まれて進捗はなかなか上がらない区間だから、もしここでトラブルに遭うとPC1が厳しい。……諦めもついて帰りやすいと言えばいいのか。

何度か走っているから感慨も乏しいのだけど、大きな国道を避けて組まれ、生活渋滞で混雑する夕方を除きストレスはあまり感じない、いいルート。少なくとも脅かされることはないかなあと思う。ただ集団を抜き去れるタイミングが少なくて、自分のペースで走るのは難しい。見通しのよい区間は信号の間隔が狭かったり交通が途切れなかったりで、脚を使うコストに、ペースを阻害されるデメリットが負けることがしばしばある。

最後尾スタートなら集団に埋もれるのは尚更なのだけど、オンスケ進行を守るため、10名程度の集団2つをパスした。仕方のないこととは言え、市街地を10名近くが並んで走ると、クルマも抜けなくて上手くない。誰かついてこないかなと、集団をバラすつもりもあってパスするのだけど、今回はぼっちだった。

できれば0.25Hくらいは稼ぎたかったところなんだけど、オンスケで通過CHKに到着。
補給は手短に済ませてPC1で休みたかったものの(丁度丑三つ時で眠くなるし)、2.0H前にメシ食ったばかりなのに空腹を訴える胃袋のため、和風パスタをもぐもぐ。土曜の夜の江ノ島となれば、まあ賑わいもしているわけで、店先に座り込んでパスタを食うのはいくらか羞恥心を掻き立てるものがあった。海風にシソも海苔も飛んでいくしさ。

4-2. 通過CHK@セブンイレブン鎌倉七里ガ浜店 → PC1@セブンイレブン小田原東町5丁目店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
CHK → PC1 33.0 km +242/-241 m 04/21 00:15 04/21 01:45 1:30 +125/-126 m 04/21 00:12 04/21 01:30 1:18

相模湾江ノ島から小田原まで。防風林もあるから海風に叩かれてふらつくこともなく、起伏もない。
カッ飛ばした軽が覆面に追っ掛けられ、丁字路で右折して逃げを打ち、Uターンして丁字路に戻ってくるまで見届けた以外、とくに何もなかった。

序盤ということもあり進捗は快調。

4-3. PC1@セブンイレブン小田原東町5丁目店 → PC2@ファミリーマート富士宮芝川店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC1 → PC2 96.5 km +903/-849 m 04/21 02:00 04/21 07:00 5:00 +714/-664 m 04/21 01:47 04/21 06:11 4:24

小田原発の長丁場。
山北町から御殿場市へ抜けるR246の谷、続く沼津市までのダウンヒルの冷え込みは、ブリーフィングでも指摘あったところ。
ほか、沼津市から田子の浦までの千本街道には、対向車線側にしかコンビニのないことに注意したい。PC1から60kmを過ぎて一服入れたいタイミングで15kmほど対向にしかコンビニがないから、なかなかやらしいと思う。田子の浦を過ぎてしまえばPC2までそう遠くないし尚更か。

グロス20.0km/hを維持したまま頂上の南御殿場駅へたどり着く。谷峨駅あたりのR246の気温計は10℃だったが、ウインドブレーカを羽織るほど寒くはなかった。このあと着ることもないわけで、レイヤリングをミスったことに気づく。
田子の浦を過ぎるころ夜は明けた。PC2までもう距離も残っていないが、ケツに張り付かれたのも振り切れないしフレームバッグのミニあんぱんもなくなったしでコンビニへ。補給食を買い足し、ちょっと休んで進む。

富士川を西へ渡り、富士山を仰ぐ。

トンネル回避のルートも間違えず旧道へ。ぼくが言えた義理じゃないのだけど、東名の橋桁が間近に見られたり(次は撮りたい)、ケツがムズムズすることもなく交通量も少ないし、こちらのほうがいいかなあと思う。

4-4. PC2@ファミリーマート富士宮芝川店 → PC3@セブンイレブン都留井倉店

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC2 → PC3 70.4 km +1,281/-928 m 04/21 07:15 04/21 11:15 4:00 +1,224/-861 m 04/21 06:27 04/21 10:45 4:18

いちばんの難所。
朝霧高原には30kmで1,000m登らなければならない。富士300にせよ諏訪湖600にせよ、朝霧高原は終盤に配置されているため、過去数度に亘り満足に登れた例がない。苦手意識は登るたびにいや増している。
スケジュールには0.5Hを盛った。足りるかと自問しても怪しい。これまでに作った0.75Hの貯金もくれてやるつもりで、PC2を出た。

しかし寝る。眠かったし。塩も足らず、胃袋のムカつきに耐えかねて休憩も欲しかった。0.5Hおやすみなさい。

レイヤリングのミスは、朝霧高原で猛烈に牙を剥いた。
ジッパーを下げて排熱を増やそうと試みても、冬用インナーが熱を逃しちゃくれなかった。さいきんの衣服は本当によくできてますね畜生。陽射しも遮ってくれるし。剥き出しの手の甲がクソいてぇ。
Madoneは39x28Tで踏んづけていった坂道を、Ultでは36x30Tで進む。乙女感たっぷりのギア比は、排熱さえ回ればもうちょっと戦えたのだろうが、よりによって準備ミスとは。おかしいな、ここを基準に備えたハズなんだけどなー。

本栖湖を撮って進む。休憩くらいすりゃあいいのだろうけど。

スケジュールより0.3H遅くPC3に到着。PC3に蛍光ベストの姿はなかった。序盤の通過CHKまでのあいだに抜いた以外、見知った顔と抜きつ抜かれつしてた以外にランドヌールは見掛けなかったから、メインストリームはもうPC3を出てしまったのだろう。
レイヤリングミスに、補給ミスが重なったが、進行は悪くない。15.xH走破はもう叶わないが、当初スケジュールよりは早く戻れるだろう。

4-5. PC3@セブンイレブン都留井倉店 → Finish@今野製作所

区間 距離 累計↑/↓(予) 出発(予) 到着(予) 経過(予) 累計↑/↓(実) 出発(実) 到着(実) 経過(実)
PC3 → Finish 66.2 km +1,057/-1,376 m 04/21 11:30 04/21 15:00 3:30 +849/-1,185 m 04/21 11:08 04/21 14:20 3:12

新雛鶴トンネルを抜け、K35を東へ。道志みちには迂回路を辿って合流してからは、いつものルート。
補給ミスによる胃のムカつきに加え、暑さはここからが本番だった。脚は残っているが排熱が儘ならないから、息を乱す強度では走れず。新雛鶴トンネルまでは脚を使わずだらだら登り、賽の神バス停までの区間で負債を返し、貯金を積んでいく。あくせく登ってなぞいられん。
道志みちへの迂回路は、道志みちが復旧したため混んでおらず。
青山交差点を右に折れ、最後の登りをこなしてお昼過ぎの相模原市街へ。ペースの上がらないのはどうしようもない。
で。

着順早かったらしいです。

5. あとがき

22:00スタートで睡眠コントロールにしくじったのは、大きな反省点だった。それがなければ15.8Hで戻ってこられたわけで。朝霧高原にも華麗に敗北したので次回の諏訪湖600kmでもちょっと挽回したい。胃袋を300km程度でダメにしたのも、今後を思うと慎重さを取り戻さにゃいけん。
一方で良かったこととして、2016年より1.4H早く終えられた。Ultに変わった以外に、PC滞在時間の短縮が利いているのだと思いたい。